2011年4月13日水曜日

感涙

無謀なのか何なのかよくわからないのだけれど、いつ一歩を踏み出そうかとずっと思っていたことを、今日実行してみた。
岩手・宮城・福島3県の受験生を対象に、完全無料の受験支援講座を開設した。
実はSUKIYAKI塾とAPEC-semiでかなりいっぱいいっぱいである。だけどどうにも我慢がならず、「ええい、ままよ」状態で前に踏み出した。

一人でもやる覚悟ではあるけれど、やはり自分にはSUKIYAKI塾の仲間がいると思い、サイトで呼びかけてみたところ、来るは来るは、12時間で私を入れて14人の講師陣ができあがった。

感涙。
嬉し涙を流せることの幸せを味わうことのまた幸せよ。

ラフカディオ・ハーンは明治初期の貧しき日本人を見て、「日本人は天使の子孫に違いない」と言ったらしい。
これほどまでに純朴な、そして優しき心を持ち、笑顔の素敵な民族は天使の子孫に違いないと。
そして彼はこう言った。

いま、日本人は欧米に追いつけとがんばっている。
勤勉な日本人のことだ、きっと100年もすれば彼らは欧米に追いつき、追い越しているだろう。
しかしそのときには、私の愛する日本人はもういない。
そこにいるのは、日本人の顔をした欧米人なのだ。

それは私の心にずーんと響いたのだが、今なら言える。

日本人は確かに欧米人のようになったかもしれない。
豊かさを手に入れた代償として多くのものを失ったかもしれない。
だけど心優しき笑顔の素敵な日本人は、今もちゃんとここにいるよ。

2 件のコメント:

  1. 子供の頃、小泉八雲=ラフカディオ・ハーン と聞いて一瞬、意味が分からなくなったのを覚えています。

    日本人の精神性は、確実に残っていると私も思います。言葉で言えば「お陰様で」とか「がんばれ」って、たしか英語には翻訳できないそうですし、「もったいない」も英訳できませんよね。確実に21世紀の我々の中に昔の日本人は、存在しています。

    最近の日本人は、ちょっとそれを忘れているだけです。

    返信削除
  2. うん、日本人の価値観、またみんな見直そうとすると思いますよ。

    返信削除