2018年12月22日土曜日

電動工具にあこがれて

1年間、それなりにまあがんばった、がんばったともいえる、がんばったのかもしれない、もしかしたらがんばった自分へのプチご褒美を買いました。

これです。あ、見にくいな。たぶんわからないな。

マキタのインパクトドライバです。それも限定色のオーセンティックレッド。

「何それ?」と思ったアナタ。
「ナントカレッドが何なの?」と思ったアナタ。
そして何より「そんなものがご褒美なの?」と思ったアナタ。
工作道具は、なかんずく電動工具は、男の子の永遠のあこがれでしょうよ。

振り返れば小学校5年生になったとき、それまで禁じられていた「肥後守」(注:折りたたみナイフのことです)が解禁となり、なにやら一人前と認められたような気がして、学校からの帰り道、まっすぐ帰れば10分とかからぬ道を1時間以上かけて、道ばたのススキだのイタドリだのをスパッと切る快感に身もだえ、落ちていたきーだん(竹を原料に箸を作る時に出る切れっ端。町の方では「ぺっちん」とも言うらしい)を削ってとんがらせることに夢中になっていたものだった。

中学生になると、ここに「電気」などというオソロシイものが加わってきて、さらにナイフだけでなく学校の技術家庭科で買った大工道具(といってもノコギリ、トンカチ、カンナ、ノミ、キリくらいのものだが)が加わり、「動くモノ」を作るようになる。
木ぎれを削って作ったモーターボート(と本人は思っている)に、なけなしの小遣いをはたいて買ったモーターに手製の木製スクリューを取り付け、浜へ行って波打ち際でいざ出港!とモーターを回したものの、(後で考えれば)離岸流の小さいのに乗って沖に向かって一直線、ボーゼンとボートが海に消えていくのを見守った。

…話が長くなりそうなので中略…

でまあ、今は上根来という絶好の遊び場であれこれやったり、自宅でも日曜大工的なことをやったりしているわけなのだが、そこで使っている電動工具がホームセンターで少しずつ買い足したものだった。
その結果、最近不満が2つあった。
  1. 大部分が100V電動工具で、電源のないところでは使えない。
  2. パワーが弱い。
ということで、共通のバッテリーを使うパワーのある充電式工具がずっと欲しかったのだ。
共通のバッテリーを使うというのは、同じメーカーでそろえればよろしい。
日本のメーカーとしては、マキタ、日立、リョービなどがあり、海外メーカーとしてはBLACK+DECKERなどがある。
日立は最近外資に身売りしたものの、買い手が付かない状態らしい。リョービは京セラが買収した(日立のHiKOKIも京セラが買うというウワサもある)。
ということもあって、マキタにした。なんとっても国内シェア1位、世界シェア4位の電動工具メーカーである。
ただ高いんだよね。ちょとしたものなら、本体だけで3万~4万くらいする。

その中で、今回はベースとなるインパクトドライバ+バッテリー(18V)2個+充電器+ケースのセットを買った。これで5万円ですよアナタ。
マキタといえば緑が少し入ったような青がイメージカラーなのだが、今回はあえて限定食のオーセンティックレッドにした。渋いでしょう。玄人っぽいでしょう。^o^
これまでのドライバドリルが10.8Vだったから、かなりパワーアップした。試しにちょっと回してみたが、「ギャン!」と音を立てて回るイキオイというものがまるで違う。
そしてこのバッテリーを使う電動工具が何十種類とあるので、今後買い足していこうと思う。とりあえずは丸ノコやディスクグラインダーかな。

日曜大工で使うものとしては贅沢すぎると思う。プロの大工さん用の工具だからね。
でも欲しかったのである。あこがれていたのである。
数万円のノートパソコンを使いながらレッツノートにあこがれるようなものだ。わかりにくいけど。
5万円以下のトムソン・トーマスのエレキギターを弾きながらフェンダーやギブソンにあこがれるようなものだ。もっとわかりにくいけど。

まあとにかく、どこかで使う機会はないかなとうずうずしている私なのでありました。^o^;

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