2017年10月26日木曜日

6年目のしがら組み

上根来で若狭東高校の生徒たちとしがら組み作り。今年で6回目になる。

台風による豪雨から4日がたったが、遠敷川はまだオウド色。他の川は全部濁りが取れたのに、遠敷川だけがいつまでも濁っている。遠敷川がこれだけ濁っているから、下流の北川も濁り、そして小浜湾も濁っている。この状況、もう何年続いているだろう。

上根来に着いてみると、台風の傷跡がいっぱい残っている。土砂流出→水路閉塞→道路上を流下→路側部を浸食というパターンで、これが斜面崩壊につながることもある。
こういった状況には、シカの食害が無関係ではあるまい。

しがら組み制作開始。まずは竹を割っていく。ナタとカケヤで2節から3節ほど割れ目を入れる。

そして両側から引っ張ってバリバリと割っていく。なかなか快感であるが、左右偏りなく割っていくのは意外と難しい。
ポイントは2つである。
①竹は先から、木は根元から…先端のほうから割っていく。
②竹はしなるほうに割れ目が寄っていく…両側同じようにしならせる。割れ目が偏っていったらしならせ具合で調整する。

そして杭を打ち、竹を編み込んでいく。後半は生徒たちは竹編み込みに専念してもらい、私は杭を打っていたが、久々にカケヤをあれだけ振るったので、今は手が痛い。^^;

昼休みを挟んで作業すること4時間で完成!生徒諸君、ご苦労様でした。

これまでは8段くらいの柵だったが今年は10段積んだ。これだけ積むとさすがにきれい。

後始末のために畜産団地のほうまで行ったが、道路上は杉の枝と葉で埋め尽くされていた。
あともう数日でセミナーツアーに出るのだが、それまでにまた上根来でゆっくりした時間を過ごしたいなあ。

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