2012年9月6日木曜日

油をしぼられた話

今日は小浜市内にある若狭東高校で、アブラギリの試験圧搾。生徒たちとわいわいと作業するのもまた楽しいものである。

アブラギリの実(というか種)。去年拾って乾燥させたものをバリバリと割って取り出したもので、生徒たちが放課後1時間かけて作業したという。

まずは高校にあった目的不明の圧搾機らしきものでやってみる。手回し式で、ギヤからラックピニオンを通して底板がせりあがるようになっている。

ギリギリと回していくと、アブラギリがつぶれる メキメキという音がするものの、それ以上はギヤが負けてしまってかみ合わせ部が飛んでしまう。無理をして回したらギヤの歯が少しこぼれてしまった。油は全然出てこない。

フタを開けてみると、ちょっと潰れただけでほとんど油は搾れていない。うーん残念。この機械じゃだめだ。

今度は実習用のCBR試験機を出してきて、油圧ジャッキで潰してみる。
ありあわせの材料で先生が作ったものだが、構造は理にかなっている。

 メキメキと音がして、じゅわっと油が搾れた。圧力は最大8トン。チューブは内径7cmほどだから20MN/m2ほど加圧していることになる。そんなに加圧しないと絞れないのか。アブラギリ、恐るべし。手回しギヤでどうこうなるものではなかった。

バットには油がじわーっと溜まった。屑も混じっているので、これをコーヒーフィルターでろ過するのだという。いいねえそういうの。
とりあえずジャッキを使うことにして、作業効率が上がるチューブなどの器具を友人の鉄工所に頼んで作ってもらうことにして今日はおしまい。

すぐに森林組合に移動。10月に予定している小水力発電や太陽光調理、火起こしなどの計画打ち合わせだ。

ついでに小水力発電機の動作テスト。ちょっと水位が低かったので土嚢で水を集めてみたところ、あっけないほどフツーにLEDが点灯した。まあ回転軸の塩ビを手で回しても点灯するんだけどね。
うーむ、これだけじゃ面白くない。何かできないだろうか。

帰り道、K介から麻雀牌試作品を受け取る。色の違いが濃淡で表現できるとのことで、ふーんと感心する。こちらもいよいよ動き出した。
なお、本家コミュニティー麻雀に迷惑をかけないように、全然違うネーミングにしようと思っていたのだが、小浜だからオバマージャンにした。…ダメっすか?安直っすか?

夜は旭座ジャズナイトの打ち合わせ。行政予算ゼロだけど、なんとかチケットとドリンクで経費をカバーできそうな見通しがたった。まあ実際は持ち出しが出るだろうけど、とにかく「楽しい使い方提案」をやろう!ということになった。
終わってからまたも「昭和」でホッピー。おばかだなあ。^o^;
トイレの壁も昭和の風景です。

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