2012年8月28日火曜日

ちょっと悶々と

昨日の労働が体をギシギシいわせている。まったく悲しいことだ。
夕方帰宅後に裏庭の除草。今日は「刈る刈るボーイ」という電動式の草刈り機を使用。我が家にはエンジン式が3台(2台は義父の形見)と電動式が1台、さらに充電式が1台の合計5台の草刈り機がある。田んぼも畑も持っていない住宅地の真ん中に住んでいるくせになってこったい。
しかし会社でも家でもPCの前にかじりついて時間を過ごしがちで、田んぼや畑といった「やらなきゃならない外仕事」がないため、下手をするとほとんど外に出ない生活をしてしまいかねないので、昨日・今日と外で動けたのは気持ちがよかった。

夜は教育関連の会議。最近思うのだが、この世界って公務員とボランティア(PTAとか民生委員なども含む)ばかりで動かしているせいか、目の前の問題に視野も行動も限定されがちになって、他の業界のように10年先、20年先はどうなっているか・どうあるべきかを考えている人が少ないんだよね。
さらに困ったことには「学校」なんて全員が「通ってきた道」なもんだから、誰でも一言二言何か言えてしまう。自分というたった一人の経験を一般化して「あるべき」論を話す人の多いこと多いこと。
個性も何もなく画一的な教育を詰め込んでいたころ、しかし日本は元気だったし、そういう教育で育った我々は、まあとりあえずそんなにダメダメには育たなかった。…多分。
個性を大事にし、「赤の他人にそこまで」と第三者である我々が思うほど身も心もすり減らしながらも子どもたちに向き合おうとする先生たちに見守られ、詰め込みではなく考え発想することを大事にした教育を受けて育つ子どもたちは我々よりはるかに幸せなはずなのだけれど、どうもそうじゃないようだ。
なんだかいろいろと消化不良の時間だった。いや、私が一人でそうなってるだけで、会議そのものはいい会議だったと思うんだけどね。

帰宅後、例によって「風呂添削」をやっていたら、網戸の向こうから入ってくる夜風が寒く感じた。もう秋なのだ。上半期もあと少し、学校も二学期、技術士試験も二次試験は体験論文作成段階に入り一次試験はあと1ヶ月ちょっと、NPO活動もいよいよ本格化だ。

2 件のコメント:

  1. 合計5台の草刈り機W すごいですね。大阪の人がたこ焼き器をもっているようなものなのでしょうか?
    さて、教育論で悶々とされたということですが、「他の業界のように10年先、20年先はどうなっているか・どうあるべきかを考えている人が少ないんだよね。」というお話、興味深く拝見しました。
    あと、最近の先生は確かにすごく真面目に取り組んでくださいますよね。子供たちの話を聞いて、羨ましくなるときがありますが、でも確かに結果がすべてよい方向に向かっているわけではなく。。
    なんとなく、個人的には、教育論というより、子供たちの環境が社会の食い物(商業的なターゲット)担っていることのほうが、危機感を感じています。大人によるマーケティングに子供が虜にされている状況って考えると恐ろしく思います。
    家族で買物しているときや、レストランで食事をしている時も子供は携帯ゲームに夢中。親もそれを認めているようですが、やっぱり私から見れば異様に感じます。
    子供たちには、大人や社会から身を守るサバイバル技術の習得が必要なのではないかと、つい悶々と考えてしまいます。

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  2. まあ「親は子供のためには金を使う」というのは確かですからね。少子化で「分母」は小さくなっているのですが、「単価」がいいですからね。^^;
    それはつまりいろんなものに頼らないと子育てができない親の無力さの表れではないかなと思ったりもします。

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