2012年4月26日木曜日

わたしのノマド

夜、会議にひとつ出たあと郊外に新しくできた串焼きの店で木曜会。
3月に「木曜会に参加したい」と聞いていたNさんのことを、木曜会主宰のたまさんに伝えるのを忘れていたのだが、Nさんは無事参加しておられた。ホントに申し訳ない。ツアーに出る前には覚えていたんだけど…m(_ _)m
小浜に帰ってきて、みんなに会うと、いろんなことが動いていたことがわかる。次のツアーは1か月以上あるので、帰ってきたら浦島太郎か?

小浜を離れると、SUKIYAKI塾/APEC-semiもNPOも会社の仕事も、全部クラウド活用で作業をするノマドワークになる。
旅先でのノマドワーク場所は、①電車・飛行機、②まちなか(駅や公園のベンチなど)、③喫茶店など、④ホテルの部屋 といったところ。添削やテキスト作成といった書類作業、メール処理による連絡作業、さらにはskypeによる会議もありだ。

①の移動中のうち、私に会っているのは電車。特に新幹線は700系のぞみを使うと電源があるのでありがたい。前のテーブルに乗せると酔うので、膝の上において使う。こうすると体とPCが一緒に揺れるので酔わない。このときのPCはレッツノートを使う。とにかくけっこう集中できる。
4月の北海道、エアポート車内にて。
狭苦しそうに見えるけどそれなりに快適。
飛行機は電波発信できないし電車もトンネル等あるのでネット接続はしない。書類仕事、それも添削にほぼ限定である。飛行機のテーブルは狭いので使うPCはバイオだ。空を飛んでいるせいか、気持ちがゆったりして、添削したり窓の外を見たり本を読んだりして過ごすことが多い。
飛行機の中ではやっぱりバイオP。
②の「まちなか」ではギャラタブが活躍する。とにかくサッと出して隙間時間にサッと添削できる。
Evernoteに入れたPDFを表示してメモ帳にコメントをメモしていく。つまりPDビュアーだ。
タブレットは文章入力には向いていないので、無理に入力マシンとしては使わない。文字入力はよほど簡単な返信で済ませられるメール処理くらいかな。
超隙間時間でできるので、まちなかを散歩したりハイキングしたりしつつ、気持ちよく座れそうな場所を探しては一休みしつつ添削。さらに御堂筋線で江坂から新大阪に移動する間に、とか。極端なときは信号待ちの間にさっと読んで、歩きながら考えて、立ち止まってちょっとコメント書いて…ということもある。
ギャラタブをカバーに入れ、メモ帳とセットで使います。
この時はA6サイズのメモ帳。今はB6サイズを使っている。
③の喫茶店やファミレスでは机があるのでPCを使う。
喫茶店の場合、電源の有無と無線LANの有無が重要だが、通信速度が必要な処理をしないのでWiFiルーターさえ持っていれば無線LANは特に必要ではない。それより重要なのが電源だ。
よく行くまちは電源のある店を覚えているが、たいていはスマホを取り出してモバイラーズオアシスで検索する。
ルノアールで電源を確保し、バイオとギャラタブで添削中。
WiFiルーターやマウス、ACアダプタも含めて一式をボディ
バッグに入れ、徒歩か自転車でまちを移動するのが好きだ。
④のホテルは電源は無論、有線/無線LANがあるのでおおいに店開きできる。通信速度が確保できれば、skype会議やskype模擬面接も可能だ。
PC2台とギャラタブを全部使って作業中。
まあたいていは2台までで十分だけど。
ノマドワークを支えるのはやはりクラウド環境。うつでもどこでもつながらないと意味がない。「光の道」が整備されればいいのだろうけれど、そんなことはまだまだ先だろうから、私は一昨年の末に買ったWiFiルーター(ドコモ)を使っている。何といってもエリアが広い。
ドコモといえばXiでLTE対応している。
そろそろ買い換えたいなあと思っている。
オンラインストレージはDropBox。以前はPCのストレージを節約したくてZumoDriveを使っていたが使い勝手がすごく悪い(同期に難があった)ので、PCのSSDに比較的余裕ができたことからDropBoxに移行した。不満はないので変えるつもりは今のところない。

ソフト(今はアプリか)類はGメール、Evernote、Word、Excel。
メールはGメール以外使っていない。会社と自宅のデスクトップのメール(OutlookExpressあるいはWindowsLiveメール)も全部Gメールで吸い上げている。これによってメール記録がすべてクラウドに上がるので、どこでもどのマシンでも同じメールが読める。
Gメールはスマホの電話帳とも同期しているし、その電話番号はskypeも拾ってくれるから楽だ。
Evernoteはもはやメインツールになっていて、添削はすべてこれでやる。受け取った添削書類はすべてPDFにして本文とともにEvernoteにペーストする。そしてコメントをEvernoteで書き込んでコピーしてGメールの本文にペーストする。Evernoteはノートのマージで、Gメールは返信の繰り返しで、それぞれスレッドとしてどんどん追加されていくので、1人あるいは1つの案件に1スレッドという形で過去のやりとりも含めてすっきり整理できるのだ。
そうそう、紙の資料などはスキャンして全部Evernoteに入れている。名刺も同じ。ツアーから帰ってくるとまとめてスキャンするし、スマホで写真を撮って名刺アプリでエバーノートにアップすることもある。(免許証や保険証、資格登録証なんかも全部Evernoteに入っている)
Wordはセミナーテキストなどの文書作成にしか使っていない。Excelはもっぱら台帳に使っている。これらは全部DropBoxにしか保存しない。
写真は全部Picasaにアップしている。Evernoteで写真撮影機能もあるのだが、いちいちタイトルなどつけるのは面倒なので、カメラアプリで撮影し、時々まとめてアップする。過去の写真は全部クラウド上にあるから、スマホ・タブレット・PCどれででも閲覧できる。落としてくるのにすこし時間がかかるけどね。
こういう使い方だから、PCのストレージに保存されているデータはDropBoxの中にあるものだけだし、スマホもGメールしか使っていないから電話帳は空。だからPCもスマホもタブレットも買い換えてもデータの移し替えは不要だ。

やはりキーワードは「同期」ですね。ストレージもメールもテキストも写真も、全部クラウドにあげることで同期できる。少し時間を置かなければいけないけれど、PCで作業していたものをタブレットで続きをやったり、ホテルに置きっぱなしのレッツノートでの作業の続きを、外に出てバイオでやったり。
だからUSBメモリやらSDカードは一応持ってはいるけれど、他人とのデータの受け渡し以外にはまずもって使わない。

持ち歩いている電子デバイスの中で、唯一これらと切り離されているのがリーダー。
PCとマイクロUSBで接続してデータをやりとりし、日ごろはスタンドアロン。だから不便といえば不便だけれど、これはもっぱら文庫本を読むのにしか使っていない。
暗いところではちゃんと(?)読みにくくなる紙の本のような電子ペーパーで文庫を読みながら一人居酒屋というひとときも欲しいわけです。
リーダーで文庫本を読みながらの日本酒タイム。
つまみはホタルイカの沖漬け。至福のひとときです。
ネット配信で購入するとすれば、それは雑誌や新聞だろうけれど、それだったらタブレットで十分。そうなるとカラーである程度大きな画面がほしくなるが、それはたとえばLG電子が量産に入ったという「折りたためる有機液晶」を使った、極薄の2つ折りにできるiPadみたいなものが現れたらそれを買えばいいなと思っている。それまでは今のギャラタブで十分。

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