2012年3月7日水曜日

雪が解けて川になって

通勤途中にいつも見る北川の流れがいつもより膨らんでいる。濁った水がせわしなく流れていく。
雪解けなのだ。河原はまだ枯れ草色だが春なのだ。むこうに見える霊峰・多田ヶ岳の雪もずいぶん少なくなった。その少なくなった分が川に流れてきているのだ。

季節の変わり目の中で人が一番敏感になるのは冬から春への移り変わりではないだろうか。寒い冬から暖かい春。この変化はあんがいきっぱりとやってくる。あれっと思うほどあるときふわんと暖かくなるし、土の中から命があふれ出てくる。
小浜では、「お水送り」という3月2日に行われる神事が終わると春になる。もちろん根拠のあることではないし例外もいくらでもあるのだが、厳かな神事を区切りに春になるなんて、なんだかいいではないか。
今年は3,000人の人出だったらしい。奈良のお水取りとワンセットになった由緒ある神事で、もっともっとメジャーになっていいと思うし、当日の昼間でも市内でほとんどPRがされておらず小浜駅ではお水送りめあてと思われる観光客が何の案内もないのでウロウロしていたり、これでいいのかなとも思うのだが、神宮寺の境内といい鵜の瀬までのたいまつ行列といい、現状より増えるともう大変だろうなとも思う。

まあそれはともかく、今年はお水送りの日も穏やかで(去年は本当に寒かった)、春は足取りを止めることなく順調にやってきたようだ。ただ私は福井に行っていたので今年のお水送りには行けなかったことが若干残念だ。
昨日から福井県は高校入試。6日・7日と入試、9日午後に合格発表で、午前中に中学校の卒業式だ。合格発表直前の卒業式は落ち着かないだろうが、発表後だと残念な結果になった子が卒業式に来なくなるから…という理由らしい。私はそれはちょっと(^o^;)だと思うけれど。

まあとにかく春だ。つくしの子はまだかな。ちょっと気取ってみようかな。…その前にタイヤ交換しよう。^^;

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