帰宅翌日はいつもオフ日にしていて、書類やメールの整理で午前中を過ごし、午後は気ままに過ごす。とはいえ今は添削を抱えているのでそうもいかない。
そこで例によって自転車で街に出て、いろんなところで時間と風景を楽しみながら添削することにした。
まず向かったのが海岸だが、先週、大雨で打ち上げられた大量の流木やススキの類があったのだが、重機でそれを清掃しているところだった。
ひねもす海とのんびり釣りをする人と、うず高く積み上げられた流木やススキの山を前に、護岸に座り、植栽された木の枝に背中をもたれさせて添削。風が気持ちいい。
20分ほど過ごし、ちょっと喉が乾いたので、すぐ近くの「滝の水」に移動。
海からほんの数百mのところに山があり、そこから湧き水が途切れることなく流れ出ていることが小浜の贅沢なのではないかとずっと思っている。
湧き水(岩盤裂か水)を思う存分飲んで、ベンチでのんびり山の気配と風を楽しみつつ添削。近所の人が自転車にペットボトルをいっぱい積んで水を汲みにっきていた。もちろん無料。小浜ではミネラルウォーターが売れないはずだわ。^^;
山の気配をもっと味わいたくなって、八百比丘尼入定洞へ。
八百比丘尼とは、人魚の肉を食べて800歳まで生きたという尼さんの伝説で、全国を旅して橋をかけたりしたという、まあ土木の元祖みたいな人でもある。全国に伝説があるのだが、とにかく最期はこの小浜の地で迎えたということで一致しているらしい。
洞窟の裏山は切り立った海蝕崖で、オーバーハング気味の岩肌にしがみつくように生える木々がまたなんとも生き生きとしている。
ふと振り返れば全国どこにでもある「顔のぞき」。これにはさすがにがっくりきた。こんなセンスのかけらもないものを求めてここに来る人がいるのだろうか。雰囲気ぶち壊しも甚だしいと悲しくなった。
近くに四阿があるのだけれど、蚊が多くて添削などする気にはなれず、仕方がないので路傍の石の上に腰掛けて添削。子供のころから神秘的な雰囲気の中にあったはずの場所が、温泉観光地みたいなセンスで変に明るくなっているのは寂しいことだ。
来月、北陸地区の青年技術士の皆さんを案内することになっているのだが、ここはちょっと恥ずかしくて連れてこれないなあ。
さらにうろうろして満足したのでいったん帰宅。メール処理などして再度出かけた。
家から500mほどのところにある「ほたる」へ。ここは市内で唯一ボトル(といっても焼酎の一升瓶なのだが^^;)が置いてある店で、気楽にすごせる。
人と約束があったのだが、1時間ほど前に店に入って、さらにいくらか添削。
一区切りついたので焼酎を飲みつつ、久々の小浜の魚に舌鼓。いやあ、至福の時間です。
時間が経過し、待ち人来たりて夜中まで飲み食い語らい。
うーむ、セミナーツアーに出ていても小浜にいても基本的に同じことをしているような気がする。
APECさんへ
返信削除高知は大雨なんですけどーーー
それはごめんなさい!・・・って、なんで私が謝るの!^^;
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