2015年8月7日金曜日

塗って塗ってまた塗って

夕方、明日の化石教室の準備作業のために高浜町音海へ。
ここは高浜原電の周辺監視区域になるので、関西電力で入構教育を受けてからフェンスを開けてもらって千畳敷海岸へ降りる踏み分け道を行く。
もう15年以上続けている活動だから、手慣れたもので、ささっとルートを歩き始めると…

いててて!肩に激痛が走った。突然ハチに刺されてしまったのだ。
どこからハチがやってきたのかわからないが、とりあえず数歩離れたら、今度は背中に激痛。また刺された!
いつものルートにある木の洞にいつのまにかハチが巣を作っていて、そのすぐ横を通ったらしい。結局肩を1箇所と背中(肩甲骨の下あたり)を3箇所、合計4箇所も刺されてしまった。
こんなひどい刺され方は33年ぶりだ。

33年前、大学4年のときに卒業論文のため地質踏査をしていて数箇所刺されたことがあるのだが、そのときは全身にジンマシンが出るわ、ネガネはどこかに吹っ飛んでなくなるわ、もう大変な目にあった。
それから3年ほどの間は、ハチに刺されるたびに(3年間で2度刺された)ジンマシンが出たものだ。
その後も数回刺されて入るが、こんなにひどいのはあの時以来だ。

直ちに薬局でキンカンを買って塗り、ハチジェットを購入して撲滅作戦に乗り出すも、木の洞の中に巣があるので直撃できず失敗。しかたがないので迂回して海岸へ降りる道の保安ロープ張りだけして、もう暗くなってきたので今日は撤収した。

写真が傾いているように思うかもしれないが、そうではない。斜面なので木が全部斜めに生えているのだ。ここをロープにつかまりながら(といっても大人なら何も持たずに歩ける程度だが)化石の取れる海食台(千畳敷)まで降りるわけだ。

ハチ退治は明日の早朝にN君たちが担当してくれることになった。
ともかく小浜に戻り、ハチ対策用品を買い足して帰宅。
もう一度キンカンをしっかりと塗る。これがキョーレツにしみる。そのうえキョーレツに臭い。主成分はアンモニア水ですからねえ。
ハチの毒のせいだろうけれど、刺されたあたりがヒリヒリというより筋肉痛みたいに痛い。
ショック症状が出るようになっては困るので医者に行きたいが、明日は朝から夜までスケジュールびっしりだ。なんとか時間を作って行こうかな…

4 件のコメント:

  1. sonny@シラフ2015年8月8日 6:37

    昨日は私も友人のミツバチの内検をしました
    面も手袋もなく、半袖Tシャツに素手、素顔でしたが、刺されずに済みました
    途中で、ミツバチ達が怒りはじめた時にはやばかったですが・・・
    やさしい人間はわかるのでしょうね (^_^;)

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  2. 私、じつはアシナガバチのアレルギー(弱陽性ですが)があり、現場ではエピペン携帯しております・・・もともと陰性だったのですが、5年くらい前に健診で反応が出て、ただその後はまた数値が下がり、スズメバチのほうは陰転しました。体質が変わることもあるんでしょうか???
    今までクロスズメには何度も刺されたことあるのですが、アナフィラキシー出たことは一度もありません。

    前置き長くなりましたけど、今回の場合どんなハチに刺されたか不明なので何とも言えませんが、通院されたほうがよろしいかとは思います。
    あとハチいそうな現場に行かれる時はポイズンリムーバーも必携です。マムシ等に咬まれた場合も応急処置として有効です。
    どうぞお大事になさってください。

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  3. okariさん、ありがとうございます。たぶんコガタススメかキイロスズメではないかと思っています。こういう仕事や活動をしていると常にハチのリスクはありますので(これまでにハチに刺されたことは10回以上)、心したいと思います。…って、刺された後はいつも思うんですけどね。^^;

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  4. sonnyさん、ミツバチとスズメちゃんを一緒にされると…とも思いますが、確かに相手をよく知ることは大事ですね。

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