2015年8月26日水曜日

あれ鈴虫が

台風一過というか、小浜では大したことなかった…と思っていたら、寺の境内の木が折れて隣の駐車場に倒れ込み、車4台にかぶさって2人がケガをしたという、ちゃんとしたと言っては不謹慎だが、被害らしい被害があったことを知って、へええと思った。
久々に朝から晴れて、気温も30度ほどになった。
とはいっても夜になるとぐっと涼しく、網戸にしているとTシャツだけではちょっと寒いくらいになってきた。

「RCCM突破マニュアル」がようやく完成し、リミットが近かった提出物もひとつ片付いた。
ちゃんと仕事したんだから今日はいいよねと読書で長風呂を楽しんだ。
そして風呂上がりにビールを飲んで、なんとなくぐずぐずと夜更かしを楽しむのも小さなシアワセだ。
ふと気がつくと、虫の声に包まれている。我が家の周りにはそれなりに草や畑があるので、リビングルームの窓を全部網戸にしておくと、どの方向からも虫の声が入ってくる。
目を閉じると、それぞれの声の主のいる方向がわかる。
虫の声に包まれるとき
もう少し厚い布団がほしいなと思うとき
久しぶりに「寒さ」を思い出すとき
秋が来ているなと思う。

毎年思うのだが、あんなにグダグダになってしまう暑い夏も、お盆を過ぎるとちゃんと心得てというか几帳面にというか去って行き、入れ替わりに虫の声が涼しくなった夜に聞かれるようになる。
確かに夏の気温は子ども時代には考えられなかったようなものになっているし、「観測史上最高」の声を聞くことも少なくなくなったけれど、それでもお盆を過ぎると忘れていたがやってくる。
70年前の夏も、4年前の夏も、人間の喜怒哀楽や右往左往など素知らぬ顔で、同じように淡々と几帳面に秋の訪れがやってきたのだろう。

そんなことを思いながら、酔いに任せてぐずぐずと夜更かししながら虫の声に聞き入るというのは、けっこう贅沢なことなのかもしれないな。

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