2014年9月6日土曜日

たとえ蜂に刺されても

今日はけっこう行事がある。まず朝一番から、環境美化デーの草取り。

1時間半、食文化館周辺の草刈りをするだけなのだが、雑談などもしながら、みんあで汗を流す。
こういう時間もまたいいものだなあと思いつつ、邪魔な竹をぐいっと動かして草を刈り…うわっ、いててて!

なんと竹の隙間に蜂の巣があって、薬指を刺されてしまった。朝から何てことだ。まあスズメバチでなくてよかったが、久々に蜂毒のじくじく痛を思いっきり味わってしまった。
うえーん、痛いよおと泣きつつも、次の予定があるので、エアコンの冷風で指を冷やしつつ車で移動。10時からは災害ボランティア研修会である。

まずは講義を聞く。「ボイランティアとは何か」といった非常に基礎的なところから久々にきちんと聴講し、自分でもちょっと忘れていたことを思い出したりした。

講義後は、災害ボランティアセンター立ち上げ実習。まずは総務というか事務所。Tセンター長、素晴らしい解説で実習を進める。

続いて屋外でボランティア受付実習。見ているとなんだか去年を思い出した。無我夢中の一週間だったなあ。
でも、たとえば広島で同じように災害ボランティアセンターを運営している方たちは、一週間くらいでは到底終わりそうもない中での運営になっているはずだ。それがどれだけ大変なことか、去年の体験がなければ想像できなかったろう。まったく、世の中は「やってみなければわからない」ことばかりである。机上論でわかったような気になることの愚かさを再認識した。やっぱりやってみなければ何事もわからないのである。

終了後、コンビニで昼飯を買って、一路上根来へ。

米袋に満杯の炭が届けられていた。カシを中心とした広葉樹の炭である。マングローブの炭とは比べ物にならない。これが大袋満杯×6袋で1万円ポッキリ。信じられないような値段だが、上根来で炭焼きを再開されたKさんパパの作である。
炭やマキを作り、ゲストハウス宿泊を提供し、アブラギリで桐油や葉寿司を作り、雪室食材を出荷する。、そういった、いろんな人がそれぞれに取り組む様々な小さな産業が集まって上根来という里山を保っていけたら、どんなに素晴らしいだろう。歩みは本当に遅いけれど、少しずつ進んでいる実感が、だんだん持ててきている。
その喜びとともに、無責任に投げ出すことだけはすまいという思いも年々強くなっている。

森林組合が新しい作業道を作り始めていた。この道ができたら、また何かやれるかもしれない。そう思うとワクワクする。
ゲストハウスの営繕でたっぷり汗をかき、ゲストハウスの風呂にざばーっと浸かってむふーんと唸り、着替えてさっぱりして山を下りた。

夜は婚活イベントである。プライバシーにかかわることなので詳細は一切書けないが、おじさんとしてはいろいろと興味深く感動する体験だった。この中から交際をスタートして、ゴールインにいたるカップルが現れますように。
そんな気持ちでいつのまにやらけっこう呑んでいたおじさんは、帰宅後もコーフンさめやらずギターなぞ弾いていると、これも運動会打ち上げの飲み会から帰ってきた女房が部屋に入ってきて、そのまましばらく生ギターカラオケなぞ楽しみつつ夜は更けて行ったのでありました。
蜂に刺されたところも痛みはなくなり(だってギター弾けてるんだもんね)、なんかいろいろあったけど、密度の濃い、楽しい1日だったなあと思うのであります。

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