2011年2月20日日曜日

遥かなる技術

小浜城のパンフレット編集をしている時に、近所に住む郵便関連を中心に骨董品のコレクションをしている人と知り合いになったので、小浜市の文化遺産担当者達と一緒に、コレクションを見せてもらいに行った。
個人コレクションなので写真を掲載したりはできないが、とにかく圧巻であった。
特に、郵便事業のはじまりに関する話を聞き、欧米列強に囲まれた中で国の体制を変え、貧しい中で急速なインフラ整備を整えた明治の官僚の仕事にも大いに感じ入るところがあった。「省益」なんぞを最優先にする現代官僚(もちろんそんな輩は一部にすぎないだろうが)との圧倒的な違いは何なのだろう。
また人力車の松葉ばねや鉄の輪をはめこんだ車輪などの職人技術、現代工学にもできない高度な技術・スキルにまた驚く。
「人の力」は現代において低下してしまっているのだろうか、あるいは能力が発揮される分野が変化しただけなのだろうか。プロとしての「研ぎ澄まされた感性」などというものは、今のエンジニアには不要なものなのだろうか。だとするとちょっと寂しいけれど。


夕食はフキノトウの天ぷら、カレイの煮つけと高野豆腐、ネギと豆腐の味噌汁、ご飯。
天ぷらに塩をつけてサクッと食べると春の息吹が鼻腔いっぱいに広がってもう最高。カレイの煮付けも最高。味噌汁もネギと豆腐の味噌汁が一番好きだ。

9 件のコメント:

  1. >「人の力」は現代において低下してしまっているのだろうか

    同感です。エジプトのピラミッドの窓? が北極星を向いていたりする話や古代人の航海術を聞いたりすると、現代人の方がテクノロジーに頼り切っていて実は、劣っているのではないか?と思うことがあります。

    郵便関連の方は、おそらく私の高校時代の部活の先輩だと思います。

    昨日は、横浜まで資格試験で出張してましたが試験でぐったりしてどこも寄らずに帰ってきました。惜しいとこをしました。

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  2. あ、そうなんだ。世間は狭いなあ。うーん、骨董に走ったり無線に走ったり、凝り性の部活?

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  3. 個人的には「できない」ならチャンスだと思っています
    「やってできるようになればいい」と思っています
    じゃあ、なぜ出来ないのか?単純に「やらない」からなだけです。
    私が旋盤、フライスをぜひ趣味にということをわざわざいっているのはこの「できない」を「できる」に変えることが出来るからです
    「技術とは?」を勉強できるからです

    一見すごく最先端に見えるロボット等を使った製造機械
    その技術そのものは30年前戦闘機のF14イーグルを開発した時の物だそうです
    それが安くなって普及しているだけだそうです。

    今最先端に見えるものも、たいしたことないんです。
    だから勉強するべきと思っています。

    低下した人の力といわれますが
    単純に「やる気」の問題かなという感じもしています。

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  4. うーん、この鉄輪を焼いて膨張させ、木製輪焦がしてはめ込む(ビスも何も使わない)技術とか松葉バネなんかはほぼ「失われた技術」なので「やる気」だけで復活させられるか?というと厳しいでしょうけどね。一生を捧げる「やる気」があれば別でしょうけど。
    これって、火打石で火をつける技術にむしろ近いのかなあという気もしています。火起こしにも近いかな。

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  5. いわゆる焼きばめ/冷やしばめは今でも当たり前のようにやっていますよ
    しまりばめと呼ばれるようなはめあいでは結構使っているようです
    ジェットエンジンのブレードは確か焼きばめ/ひやしばめななずです。
    それに、北海道では馬車をいじっていたおじいちゃんたちがまだ生き残っているはずです。

    松葉ばねはどうかな?ただ、それが大量生産化した物がリーフスプリングなんだろうし・・・・

    100%技術を継承できなくても、あったということは知る必要があると思っています。

    100年前の技術の継承の前に必要なのは30年前の技術の継承です。土木の世界より継承問題は切実で末期的です。
    その技術も古い技術じゃないんです必要で基本的な技術なんです
    仕事もないのでなおさら継承は難しいようです

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  6. 熱膨張を利用した技術はあるんですが、昔の木製輪に鉄輪をはめている車輪は、木製車輪を焦がしてサイズをフィットさせることも同時にしているんですよね。まあ、木製にしないといけないというわけではないので、耐久性その他も考えると、まるっきりその技術をそのまま継承しなくてもいいんでしょうけどね。
    新しいものを作るならいいんですが、古い建築物や道具を修理して残そうとするときには、とにかく職人がいないようですね。
    瓦も、昔の建築物を解体修築するときに、いったんはずした瓦をそのままもう一度積むことができる人が少なくなっているようですね。
    そういった「技」の継承の必要性を、外に向かって開いた掲示板その他でぜひ訴えてください。

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  7. APECさん>あ、そうなんだ。世間は狭いなあ。うーん、骨董に走ったり無線に走ったり、凝り性の部活?

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    私の場合は、飽きっぽいのでカバー範囲が広いだけかもしれません。(冷や汗) ちなみに弓道部でした。

    世間は、狭いですよ。日曜日の横浜の試験は、Federal Communications Commission(米国連邦通信委員会)の資格試験でしたが、となりの受験生はなんと福井市在住の外国人の方でした(笑)。まさか、横浜まで来て同じ県内のヒトと机を並べることになるとは・・・。 試験は、無事合格でしたがしばらく英文は、見たくない気分です。

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  8. その人、終わってから「ひっでもんに疲れたの」と言いましたか?

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  9. APECさん>その人、終わってから「ひっでもんに疲れたの」と言いましたか?

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    (大爆笑)

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