2014年8月7日木曜日

親子化石教室(福井編)

地質調査業協会の社会貢献事業として、福井のほうで化石教室があるので、7:30に小浜ICから出発。数百m走ったところで70kmで走る軽トラに遭遇。毎度なんなのだこの高速道路は。
それでも9時すぎにエンゼルランドに到着。まあこのあたりは位置関係が分かる人だけ分かればいいのだが、とにかく早くなった。
参加者はバスで、我々は車に分乗して化石採取現場へ。

まずは福井市深谷である。ここは新生代第三紀の植物化石が取れる。もう少し詳しく言うと台島型植物群で、過去に一度だけナウマンヤマモモが出たことがある。

風通しの悪い場所で、曇っているにもかかわらず汗だくになるが、それでもカシ、クリ、ケヤキなどの化石をみんなある程度採取。

移動して昼食後、福井市鮎川の海岸へ。ここは新生代第三紀の貝化石が多産する。毎年ビカリヤもしっかり出る。
ただ惜しいかな、露頭は水面下である。だいたい30cmくらいから1mくらいかな。
そのため我ら協会員は首まで海の中に入って転石を拾い集めてくる。毎年のことだけど、おもしろい化石採取だなあと思う。
今年は終了間際になってもビカリヤが出ない。例年、一人では持てないほど大きな転石を根性で陸揚げするとビカリヤが出るので、今回もそれを敢行。
首までどころか完全に潜水して、もはや新種の水生生物と化したおつさんの活躍で、なんとか特大転石を陸揚げして割ったら、まるで神のお導きのごとくビカリヤ降臨。うーむ、もはやゴッドハンドと呼んでくれ。今年はニホンカワウソのごとく水中をのたくる水生生物も手に入れたことだし。^o^

エンゼルランドに戻り、コツコツと小割にして標本作り。全体に工程が遅れ気味だったところに人数も多く、鑑定は最終的に6時の閉館までかかり、さらに外に出てから裏口屋外で続行し、6時半ごろようやく終了。これまでの最少記録か。
海中作業、わき目も振らず鑑定、もう身も心もボロボロなのよワタシ状態でようやく帰路に着く。同業者のN君が運転してくれるのを幸いと、30分近く寝てしまった。
8時過ぎに小浜IC到着。すぐに帰宅してメール処理、風呂に入ったあと臨時掲示板2部門開設。もう限界です。寝ます。

2 件のコメント:

  1. まさに、飛び魚のような動きでしたね、わたくし。
    しかし、来年は最初から越前クラゲになって大物狙いでいきましょう。

    返信削除
  2. いや、まったく飛んでないし。^^;

    返信削除