2014年8月19日火曜日

災害は身近にあるのか

ようやく夏の景色が戻ってきた。じりじりと油照りの暑さは別に戻ってこなくてもいいのだけれど、毎日雨が降るような天気に比べればずっとましだ。
天気ニュースを見ると、今年は偏西風の蛇行で太平洋高気圧が張り出しきれずにいるため、西日本に前線が居座っているらしい。この「前線の居座り」は凶作の原因にもなるから、今年の米の収穫が気になるところだ。

先月全通したばかりの舞鶴若狭道は、綾部~福知山間が通行止めになっている。NEXCOのHPでは「土砂・倒木流入 (土砂推定4,000~5,000m3)」とあった。
福知山市は市内が冠水したが、今日から災害ボランティアセンターが本格的に動き出し、313名が登録し作業にあたったようだ。私も行こうかなと思ったけれどあれこれあって断念した。ニュースで見る限りでは同じ冠水でも福知山は昨年の小浜に比べて泥の量が多く、こりゃあ大変だし人出もいるなあと思った。

上根来に上がる途中に中の畑堰堤という堰堤があるが、お盆前には、ここを流れる水がずっと濁っていた。雨が降っていない日にもだ。
上流のどこかで小規模な崩壊があって、そこから濁水が出続けているのではないかと思っていたのだが、お盆の雨で一段と濁った。
とにかく最近はちょっと雨がまとまって降るとすぐに谷水が濁る。そしてそれが尾を引く。森林荒廃と言われるものを身近に感じるし、これでは川の生物相も変わってしまうのではないかと思ってしまう。

異常気象はひとり日本のせいではないと思うけれど、森林荒廃は長いスパンでの失政が主因だと思う。小浜の場合、そこへ鹿の食害が加わっている。同じような状況のところは多いだろう。
災害が身近に迫ってきているのだろうか。私は河川上流部の光景を目にする機会が増えたし、災害ボランティアなどに関わっていて、センサー感度が上がっているからそう感じるだけなのだろうか。

9月と10月、何事も起こりませんように。

0 件のコメント:

コメントを投稿