2012年7月17日火曜日

来る。きっと来る。

連日の35度超えである。いやあ暑い。でもこんなの序の口で、まだ4度ほど高くなる日がきっと今年も来る。考えるだけでげんなりするのだが、北海道のドン・Kさんから「雄武町は最高気温18度」との便りが届いた。うーむ、これって沖縄の真冬か?しかし小浜のほとんど半分じゃないか。

まったく最近の気象はとんでもない。
熊本や大分を襲った豪雨は本当に心が痛い。熊三中のお二人やSYOさんはじめ熊本の皆さんは大過なかっただろうか。たとえ無事であったとしても、職業柄とんてもなく忙しくなるのだろう。厳しい夏、そして技術士試験の時期なのに。
大分の皆さんも大変なことだろう。むらりんさんが無理をされなければよいが。
全国に友人(と勝手に呼ばせてもらうが)ができることは本当に幸せだが、何かあるたびに知っている人の顔が浮かんでくるというのもまたやるせないものだ。
本来自然は優しい顔と猛々しい顔を持っているものであり、それがまたこの国の神々のキャラクターにもなっているのだと思うが、それにしても最近ちょっと厳しい顔が多すぎるように思う。
地球温暖化の原因が何であれ、また温暖化しているのかどうかがどちらであれ、ともかく気象や水循環が極端になってきているのは実感としてわかる。
こうなってみると、自然との対話を忘れたような技術者というのは本当に役に立たない。本当に心せねばならないと思う。

小浜は結局、梅雨らしい日は何日あったかなという感じだった。去年は5月から6月にかけて豪雨が2回やってきて土砂災害もあったし避難準備も出た。今年はそれがなかったのは幸いだ。
そう、本当に「幸い」というしかなく、「不幸にして」がやってきたら、我々が今持っている防災インフラが実はけっこう無力であることを思い知ることになってしまう、そういう時代だ。
我々の地域が持っている防災インフラ、その能力を超える災害は「来るかもしれない」じゃなくて、「きっと来る」と思っていなければならない時代、そういう時代だと思う。

2 件のコメント:

  1. ご心配痛み入ります。
    今回の豪雨はそれこそ「これまで経験したことのない豪雨」でした。
    会社が氾濫した白川の護岸部にありまして、あと数㎝で浸水というところまでいって、社員は全員避難しました。
    しかし、駐車場や対岸は氾濫してまして、帰宅途中に見えた集落も氾濫でかなりの高さまで冠水していました。
    連休は災害の調査で阿蘇方面に行きましたが、どこもかしこも道路が通行止めで、現場に行くのも一苦労でした。
    至る所の爪痕と被災者の多さは、土木に携わる者として、なんともやりきれない気持ちになります。
    白川は橋梁もいくつも流され、部分的に地形を大きく変えるほどで、自然の猛威のすさまじさ、きついですね。
    しかも台風。「こっちくんな。」って感じです。
    まだ不明の方も避難されている方もいらっしゃるし、自分達も忙しくなるとは思いますが、頑張っていきたいと思います。
    ボランティアの方々もたくさんいらっしゃって、ありがたい限りです。

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  2. SYOさん、ご苦労様です。私もH16福井豪雨の経験を思い出しました。もっともあれこそ局所的ゲリラ豪雨で、100km離れた小浜で「これ、いつのビデオ映像?」と言っていたくらいですから。でも現地はすさまじかった…

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