2015年1月17日土曜日

たまにはいいでしょう

城崎温泉に来ている。といってもわかる人はそういないかな。兵庫県の日本海側にある温泉町だが、外湯めぐりといって、まちなかに公衆浴場がいっぱいあって、旅館の風呂だけでなく、浴衣でカラコロといろんな浴場をはしごすることができるところだ。
そして冬はカニが食える。
ということで、格安で行けるチケットみたいなものが手に入ったのをいいことに女房2人で1泊で行くことにした。今回は車で行く。

ところがまんまと寒波襲来である。小浜からは舞鶴若狭道で行くのだが、どんどん雪が積もっていく真っ最中で、除雪車も出動している。うーむ、大丈夫だろうかとおそるおそる走って行くと、なんてことだ途中で通行止めになっていて、由良川沿いを大回りして宮津へ。

宮津を過ぎたところで昼食。出石そばを食った。このそばは二口か三口の量のそばがお皿の上に乗っていて、「出石皿そば」という。ツユはそばつゆ+鶏卵+とろろで、これをぐっちゃぐっちゃにかき混ぜたところにワサビとネギを入れたもので、そばにでろーんと絡むのだが、これがけっこううまい。私が好きなそば№2だ。(ちなみに№1は出雲そば、№3は越前おろしそば)

15時過ぎ、旅館に到着。部屋にヒノキ風呂がある、なかなかゴージャスな旅館。「円山温泉」といって、城崎温泉の近くにある別の泉源の温泉らしい。城崎温泉までは旅館の送迎バスで10分。荷物を置いてひとまず城崎へ。

城崎温泉は川縁に大正昭和レトロ的な建物(旅館、商店、浴場)が立ち並ぶ、なかなか雰囲気のいい温泉町である。ただ、いかんせん寒い。


写真はいずれも公衆浴場だが、公衆浴場らしからぬファサードがいいね。

実は1月3日に20棟が全半焼する火事があったのだが、焼け跡が生々しい。
まちづくりNPO的に大変参考になる風景や特産物などを見て、土産(といっても半分以上自分のための酒だが)も買い込んで満足して旅館に戻った。
まずは大浴場に入って暖まり、いよいよカニである。



刺身、焼きガニと進んだあたりで写真を撮るのを忘れた。カニ寿司、ゆでガニ、雑炊などと続くのだが、腹がはちきれそうというやつだ。
考えてみたら先週フグで腹一杯になり、ちょうど一週間後に今度はカニで腹一杯って、これはバチがあたるんじゃないかと思ったが、とにかくうまかった。
「せっかくだからもったいない」とばかりに大浴場、個室浴場、部屋風呂の入りまくってへとへとになって寝た。
たまには命の洗濯もいいでしょう。

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