2014年9月19日金曜日

Mull of kintyre

スコットランドの独立はひとまずなくなった。スコットランドの住民投票は(実質的にはどうかは知らないが)ラストチャンスではなかったろうから、今後もスコットランドとイングランドの微妙な関係は続くのだろうが、それが緊張感をもっていい方向に進むのであればいいことだなと思う。
しかし彼らの(スコットランドだけでなく、欧米の人達の)地元に対する愛、誇りはすごいなあと思う。
我々だって故郷を愛しているし誇りにも思っているが、彼らほどのことはできるだろうか。
それは他への無配慮や独善につながる危うさも持っているけれど、自分の人生におけるアイデンティティの基礎にもなり得ると思うので、何となくうらやましくもある。
明後日はニュージーランドからトレーシーが来るから、ニュージーランドの地元愛についても聞いてみようかな。

ところでスコットランドと言えば何だろう。
スコッチウィスキーというあたりが多数派ではなかろうかと思う。
タータンチェック、バグパイプなんてのもある。タータンチェックといえば私なんぞはベイシティローラーズを思い出したりする。おお、明日は土曜日の夜だ。^o^;
ネス湖もスコットランドだ。スコットランドの中でも北部のハイランドにある。

私は実はスコットランドというと思いだすのは「Mull of kintyre」(キンタイア岬)である。ポールマッカートニーが1977年に歌ったスコティッシュワルツの名曲だ。
サビが「もーろきんたーん」と聞こえて、当時高校2年の私はオタオタしてしまったものだ。
この歌のわーっと風景が広がっていく感じが好きで、そして途中からぶわーっと入ってくるバグパイプの音が好きで、さらにそのバグパイプというのは当時興味を持っていた循環呼吸で演奏するのだと知って、まあともかくそのきんたん、もとい、キンタイア岬というものを見てみたいなあと思っていたものである。

ということでネットで探してみると、ありましたありました。便利な世の中になったものだなあ。
このいかにも木の生えていなさそうな風景がイギリスぽいというか、いかにもゴルフ発祥の地だなあという感じで、そういえばこれって根室岬や宗谷岬にも似ている。

まあそれはともかく、広い風景があって、誇りを持てる歴史文化があって、いいところなんだろうなと思う。
うーん、また「キッチンラグー」にボウモア飲みに行きたくなったな。

4 件のコメント:

  1. 私の住む町は、ニッカウヰスキー創設者の竹鶴まさたかさんの奥様、リタさんの故郷スコットランドのイースト・ダンバートンシャイア市と姉妹都市です。このため、町内でも今回の動きには皆さんの関心も高かったようです。さて、ニッカの工場見学でもしてこようかな。

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  2. ふとベイ・シティ・ローラーズを思い出しました。
    彼らももスコットランドじゃなかったですかね。
    思い出したんで、家にあるLPを聴いてみようと思います。

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  3. > 彼らの(スコットランドだけでなく、欧米の人達の)地元に対する愛、誇りはすごいなあ
    > それは他への無配慮や独善につながる危うさも持っているけれど、自分の人生におけるアイデンティティの基礎にもなり得る

    ローマ帝国以来の苛烈な戦争の歴史がそうさせていると思うと、いい面ばかりでもないですよ。
    イギリスで言えば、今はIRAの問題もついに片付き、憎しみを乗り越えつつ進んではいますが、一歩間違えると戦争が起こるのもまた歴史的事実であります。

    そう考えると、他者の受容や寛容で成り立っている日本文化の方がはるかにスバラシイと、私は思います。

    ・・・硬くてスイマセン。

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  4. …だれも「もろきん」には突っ込まないのね。^^;

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