2014年9月10日水曜日

へしこ危機一髪

観光局のAさんから「去年のへしこが腐ってるみたいだから、一緒に見てくれ」と一斉メールが入った。
2013年3月5日にみんなでへしこを漬けた。へしこ博士ことK先生指導の「究極のへしこ」で、道の駅のへしこハウスに保存して熟成させ、12月の第2回アブラギリシンポジウムで葉寿司にしたのだが、最終的に10本弱樽の底に残っていた。
これをちょっと覗いたら腐敗臭がするというのである。どうもAさん、一人で開けるのはコワイらしい。意外とカワイイのである。
私とAさんのほかにたけし、あこちゃん、へしこ博士、M先生が集合。

おそるおそる開けてみると糠と重石が見える。へしこ糠のいい匂いとともに、確かに腐敗臭というかウ○コの匂いがする。

よく見ると石の表面にショウジョウバエらしき卵がいっぱいあり、さらにウジもわいている。
ひえええと思ったが、これはよくあることらしい。へしこを漬けていると香り酵素が出てくるらしいのだが、これがハエの大好物で、ちょっとした隙間から入ってきて卵を産むらしい。
ウジは香り酵素をせっせと食べ、ウ○コと同じ臭い成分を排出するので、腐敗臭みたいになってしまうらしい。
これは表面だけで、その下は酸素のない乳酸発酵領域なのでウジは入り込めず、表面を取り除いたあとはいい発酵臭だけが残り、肝心のへしこは無事。8本残っていたが、この際全部出してしまって、1本は試食、残りは真空パックして葉寿司開発用に保存した。
…と普通ならここで解散なのだが、「へしこ食べたい」ということになって、例の居酒屋「秀」に「持ち込むから料理してくれ」とかなり無茶なお願いをしてみると、即答で「ええよ」。さすがは秀ちゃん。

へしこ刺身。チーズを挟んだものと大根を挟んだもの。さすがは究極のへしこ、やっぱり美味い。
さらに秀には黒ホッピーが置いてあるので、結局真夜中近くまで飲んでしまった。^o^;
2年物のへしこ、堪能しました。

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