2014年9月5日金曜日

にせんまん

サイトのアクセスカウンターが2,000万を越えた。
朝7時前にぼうずさんから「トップページカウンターがおそらく今日中に2000万を超えると思われます。」とメールをいただいていたのだが、サイトを見ることができたのが10時前で、もう300ほどオーバーしていた。きっと朝8時とか9時ごろに越えたのだろう。いつも見ていただいてる人たちが朝起きて、あるいは出勤して、アクセス集中して越えたのではないかな。キリ番見たかったなあ。

2003(平成15)年1月22日にサイトを開設したので、4,200日あまりたっている。1日あたり平均して4,715アクセスあったことになる。

開設時は、たしか口頭試験対策の一部だけを作って、とりあえずオープンしたと思う。それから11年以上、よくもまあ続けてきたものだ。
サイトを開設した平成14年度は、小浜市PTA連合会の会長をやっていて、ちょうど学校が週5日制に移行しようという年だった。
PTA連合会会長としては「週5日」のほう、つまりは学校教育の内容についてあれこれテーマにしていたのだが、では週休2日のほうは?ということで、「子どもの受け皿作りを地域で」という理念でホリデースクールを作った。最初の活動は、技術士筆記試験の2日前だった。^^;
あれこれ思ってはいたけれど実行に(たった一人で)移すことに逡巡していた私が一歩前に出られたのは、私の次に市P連会長をやった、さすらいのサックス吹きことKOちゃんが、たとえ飲んだ席で勢いあまって口にしたことであったとしても「そうそう、ワシもやりたいと思うとったんや」と言ってくれたからだった。
ホリデースクール第1回活動の記録。もう12年前。
このとき10歳(小4)だった子はもう22歳。ひええ。

思えばあれが本格的なNPO(NPO法人という意味ではなく広義のNPO)活動の元年だったんだなあと思う。
地域では子どもの体験活動としてスタートしたNPO活動は、ボランティアセンターの開設とともにまちづくりや中間支援に活動を広げ、WACおばまの活動に至る。まあそれ以外にもあれこれやってきたし、今もやっているけど、私の地域での活動の中心はWACおばまだ。
そうそう、私がWACおばまの会長(今はNPO法人だから理事長だけど)なんぞをやることになったのは、あだっちゃんの「あんた、やんなよ」の一声だった。

サイトのほうは、その後どんどん「建て増し」を続けてRCCM応援ページも作り、やがて単なる情報提供だけにとどまらずネット添削を始めて、それはすぐにSUKIYAKI塾につながり、さらにはネットだけでなくリアルでのセミナーなどを伴うようになった。
一人でもやるつもりで始めたネット添削に、いの一番に名乗りをあげてくれたのはラガーマンさんだった。あの時の「ほっとした」感は今でもリアルに覚えている。
確か最初のface to faceのセミナーは新大阪の丸ビルでやった。しぶる私をPMPさんが強引に引っ張り出してくれた。会議室の手配も受講生の募集も全部おまかせして、私はただ講師として行ったのだが、あれから徐々に自分でもセミナーを開催したりするようになった(自分でやり始めたのは数年後だと思うが)
そういえば、書籍も面倒くさがる私をイマジンさんが熱心に誘ってくれて、重い腰を上げたんだった。
北海道までセミナーの足を延ばすのもぼうずさんにいろいろ誘っていただいてのことだし、沖縄もゆめたくさんが誘ってくれた。北海道では、その時点でまだ会ってもいなかった知床さんが我が家族を出迎えてくれた。

SUKIYAKI塾の会の結成も、確かセミナーツアーを始めた年に北海道のみなさんがSUKIYAKI塾北海道を作り、それを翌年見て刺激を受けた沖縄の皆さんがSUKIYAKI塾沖縄でいごの会を作り、2年ほどおいて一気に全国に設立が続いた。なお、実は会を作ってface to faceでセミナーをするのは広島のsonnyさんが走りなのだけれど、SUKIYAKI塾広島檸檬の会としての設立は後になっている。
今も忘れられない光景。SUKIYAKI塾北海道セミナーの開講
挨拶。派遣講師も含めて大きな部屋の前に並びきらない位
講師がずらり。その後この人たちとはもう飽きるくらい何度も
会うことになるのだが、この時は感無量で見ていた光景だ。

ともかく、ラガーマンさん、PMPさん、イマジンさん、ぼうずさん、知床さん、ゆめたくさん、sonnyさんといった人たちに引っ張られてというか先導してもらっていろんな扉を開けてきたように思う。SUKIYAKI塾東北・東京・北陸・名古屋・大阪・四国にしても私が呼びかけての設立はひとつもないから、私はSUKIYAKI塾のみんなに引っ張ってもらっているんだなあと思う。
頼りにならない男で申し訳ないのだけれど、でもそれぞれの会のみんなが主導的に活動してるって素晴らしいことだと思う。
SUKIYAKI塾の講師仲間は今全部で何人になるのか、各会の運営にはまったく関わっていないのでわからないけど、けっこうになるんだろうな。SUKIYAKI塾だけでなく、青森のあおもり技塾とか佐賀の技術交流フォーラム、大分の智楽の会など、相互交流している会を含めるとすごい数だろうなと思う。

うーむ、こうしてみると、このサイトを始めた年ってなんだか原点になる年だったんだなあ。
ちなみに掲示板は1,257万、RCCM応援ページが221万、同じく掲示板が146万のアクセスである。

そして何より今日実感したのが、NPOであれSUKIYAKI塾であれ、仲間に引っ張ってもらってやってきたということだ。
自分が何もしなかったとは言わないけれど、自分がみんなを引っ張って扉を開けてきたというよりも、扉の前で逡巡する私を押したり引っ張ったりしてくれた、かけがえのない仲間がいたからこそ前に進めたということだ。
ああ、なんてことだ。そんなに大恩をいただいておきながら、やれぼうずさんのことをKMYだの、知床さんのことを0.1トンだの、ラガーマンさんを焼け跡世代だの、PMPさんをアル中だのと散々におちょくってきたのだ。うえーん、ごめんよう。でも面白いんだもの、これからもよろしく。(泣笑)

地域でのNPO活動でも、SUKIYAKI塾などの技術士試験活動でも、とにかく知り合いの数は半端なく増えたなと思う。それは飲み仲間の数が、とも言うけど。^o^;
両方共通するのは、活動が広がると知り合いが何人か知り合いを連れてきて、その知り合いが…となるので、指数関数的にというかネズミ算式にというか、まあとにかく加速度的に知り合いというか仲間が増えるということだ。
そうすると、ある人のやっていることと全然別の人のやっていることがつながったりして、活動や視野なんかがどんどん広がってくる。
NPOなんか下手をすると固定メンバーで人知れず孤独にずっと活動していたりして、閉塞感にさいなまれたりしがちなんだけど、いったん人と人とのつながりが広がり出すと、とても対応できないほど新しいアイデアやらやりたいことやらが出てきて、油断するとそれらに埋もれてしまいそうになる。まさに嬉しい悲鳴だ。

そして今日、これを書いていて気が付いたというか、自分の中で整理できたことがひとつ。
SUKIYAKI塾の目的は、地域の技術者の絆を深め、広く交流することで視野を広げること。
受験支援は手段というか「実務としてやること」であって、それは目的でもあるのだけれど、その先にある目的は(そしてたぶん魅力は)、自分の住んでいる地域の技術者との心の通った交流ができて、仲間の絆ができること。そして、他の地域に住んでいる技術者とも心の通った交流ができて、その中で自分の世界が広がっていくこと。
SUKIYAKI塾の皆さん、違っているでしょうか。
そしてそれは、実はNPO活動でも同じだと思う。
自分が住んでいる地域で、ふるさとをよくしたいという一点で共通する仲間たちができること。(立場が行政だろうが商売人だろうが、私のような遊び人だろうが関係なく)
そして周辺の市町村や、さらにはすごく離れた地域の人達と友達になれて、その中で自分の世界が広がること。

利他的に見れば、受講生のため、ふるさととそこに住む人たちのためということなのだけれど、そのために自己を犠牲にするのでは決してなく、こんな喜びをもって「利己」とできること。つまり「利他」は「利己」へと帰ってくること。
当たり前じゃんと言われるかもしれないけれど、10年以上の長きにわってネットとリアルであれこれもがきながらやってきて、ようやく理解できたような気がする私なのでした。

地域をはじめとするNPO仲間のみなさん、そしてSUKIYAKI塾をはじめとする全国の技術者仲間のみなさん、本当にありがとうございます。
こんなアホな私ですが、これからもどうかよろしく。

6 件のコメント:

  1. ご無沙汰しておりました。北海道のNomuです。

    カウンターが2千万を超えましたね。
    これには自分も結構な貢献をしてきたように思えます。今でも、ですが(^^ゞ

    目的ですが、自分もそのように(勝手に?)認識しておりました。
    これからもどうか宜しくお願い申し上げます。

    なんだか思わず書き込みました。
    失礼致しました。

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  2. 懐かしい写真がでてきましたね。
    学習支援機会の少ない北海道内の受験生に
    少しでもその機会が増えればとAPECさんに
    つぶやくようにメールを出したのがすべての始まりでした。
    今考えれば、面識もなかった私のぶしつけなメールに
    すぐに応じてくれたAPECさんには、本当は感謝してもしきれないくらいです。
    最近でこそ、鉄道大好きな髭おじさん! なんて、茶化していますが、
    心の中ではいつも感謝の気持ちでいっぱいなのですよ、これでも (^^;
    その気持ち体現せよ!というならば、
    今度のセミナーの際に、タオル回しで表しましょうか?(^^)v

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  3. Nomuさん、ありがとうございます。ご理解いただいていたこと、嬉しいです。
    これからもよろしくお願いいたします。

    ぼうずさん、タオル回しは結構ですから、間違いなく開いている店に連れて行ってください。あ、またおちょくってしまった。^o^;

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  4. sonny@シラフ2014年9月6日 22:30

    >SUKIYAKI塾東北・東京・北陸・名古屋・大阪・四国にしても私が呼びかけての設立はひとつもないから・・・
    確かに呼びかけてはいないと思いますが、現在、台湾に行っている大阪支部の代表は約2名にはめられたと言っていましたね (笑)
    それはそれで大阪支部長の良い思い出になるでしょう

    これからも、コーディネートなど、できることはやっていきますので、よろしくお願いします。 m(_ _)m

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  5. SONNY代表のおっしゃる通り、約2名様に呼びかけられたお陰で、最後の9番目代表として仲間に入れて頂きました。
    お陰で人の輪が全国に広がり、今は創始のイマジンさんと台湾旅行を楽しんでいるのも何かの縁でしょうね。
    今となっては、はめられたと言う以上に感謝をしております。

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  6. …はめた?誰が?^o^

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