2014年8月4日月曜日

カメラの思ひ出

デジカメを買った。自分が使うデジカメを買うのは何年振りだろう。
スマホのカメラでいいじゃないかと思ってから、デジカメを持たなくなった。
補助金事業の関係で「写真の画素数が少ない」と言われ、それはまあスマホの撮影画素数をアップすればいいのだけれど、やはりいろいろとスマホのカメラでは機能に制限があり、「やっぱカメラいるかなあ」と考えたのである。

で、ソニーの光学20倍のやつを買った。サイバーショットとかいうやつ。量販店の閉店10分前に飛び込んで、ほとんど考えずにぱっと買った。
これって、WiFiとかNFCでもデータをスマホやタブレット、PCに転送できるんだねえ。SDカードを取り出して、とか、USBケーブルで接続して、なんて時代ではもうないんだなあ。
で、スマホやタブレットのほうで自動的にGoogle+を使ってクラウドに上げる設定にしておけば、スマホにデータを送れば、あとは使い慣れたPicasaアルバムに勝手にアップされるので、ものぐさな私には大変ありがたい。
ただ、これまでずっとスマホで写真を撮るだけで、何もしなくても勝手にクラウドに上がって行ってたから、その点ではカメラからスマホへの転送だけでも大変面倒になったなあと思ってしまう。^o^;

学生時代にはハーフサイズの撮影ができるカメラに36枚フィルムを入れて(だから72枚撮影できたわけだ)、常に残り枚数を意識しつつ、バッグの中には予備のフィルムを入れつつ写真を撮っていた。1日の終わりやひとつのフィールドの終わりでフィルムをピッタリ使い切れると意味もなく嬉しかったりした。そのために最後に風景だけ数枚撮ったりね。
撮っているときは気軽にひょいひょいシャッターを切るのだけれど、現像に出すと、なにせ72枚だから、カメラ屋に行くとパンパンに膨らんだプリントケースを渡され、学生には「ひえええ」と思うほどの金額を請求される羽目になる。
あんなにたくさん撮った写真って、今どこにあるんだろう。

社会に出てからも、悲喜こもごもの思い出がある。
寒い雨雪の中、現場でフィルムをセットするも、指先が濡れていたり寒くてかじかんでいたりして細かい作業ができないものだから、フィルムを巻き取ろうとするとガリガリと音がして、いやーな予感がしていたら、やっぱりうまく巻き取れていなくて、翌日もう一度写真を一式取り直す羽目になったり。
新婚旅行に行く前に、当時としてはコンパクトで機能が高めのカメラを4万円から出して買ったら、これをものの見事に家に忘れて出てきてしまい、大阪で同じものをわざわざ買ってバリ島に行くことになり、帰宅後同じカメラを2台並べて苦笑したり。
「今、写真を現像に出しているので」とって発注者への報告を時間稼ぎしたのも遠い昔のことのようだ。
フィルムケースを使って作る、「虫笛」という低学年の子でも作って遊べるおもちゃがあるのだが、このフィルムケースはいまや貴重品となってしまった。まだデジカメが出る前のころ、土嚢袋(なぜ土嚢袋だったのかはナゾだけど)にいっぱいフィルムケースをもらったのがまだ残っているのだが、これがなくなったら虫笛作りも終わりだなあ。

2 件のコメント:

  1. APECさま。おはようございます。
    筆記試験終わりました。
    セミナー受講者の多くの方が合格すると良いですね。
    いろいろとお世話になりました。

    新婚旅行のくだりは朝から爆笑でした。

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  2. …お?ムラりんさん、なんかバーンアウトっぽい書き込み。なんのなんのこれからこれから。

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