2012年3月28日水曜日

上を向いて歩こう

日々春めき、新聞を広げては各界の異動内容を丹念に読み、「あの人があそこへ行くのか」といろんな人の顔を思い出す季節である。
特にこちらがNPOとして関わっているものは、ここに住みここで暮らす者として関わっているから10年単位で構想したりするけれど、異動のある公務員として関わる人はもっと短いスパンで成果につなげたがる傾向にあって、それゆえに世の中もそういったスパンで成果を求めるようになって、こちらはとまどうといったことがよくある。
まあともかく、いろんな人がやってきては関わっていくものがまちづくりなのだなあと思う。

今日の夕食は久々にすき焼きだった。いい肉をもらったのでと両親が提案したのだが、やっぱりこれくらいの年の人は肉というとすき焼きなんだろうな。
母の実家に下宿している大学生の子も呼んで5人で食べたが、彼を除けば全員10の位で四捨五入すれば100歳だから、肉なんてそんなに食えない。肉は最初の2切れくらいで、あとは野菜ばかり食べていた。
ちなみに我が家のすき焼きは、まず酒・濃口しょうゆ・砂糖で割り下をつくり、これを煮立たせて肉と野菜を一気に入れる。肉だけ最初に焼いたりはしない。そしてこれを溶き卵に絡めて食べる。
昔ならいざ知らず、最近の食生活の中では「いいのだろうか」と思うくらいの砂糖を投入する。割り下は甘辛いというより辛いものとなり、「しょうゆ風味のどろっとした甘い汁」みたいになる。これを溶き卵に絡めるからなおどろっとなる。これは肉の脂の風味と似ていると思うのだがどうだろう。日本人はこういう風味が好きなのかな。
野菜はネギ(青ネギ6~7、白ネギ3~4くらい。1本のネギで青い部分と白い部分がそれくらいの割合になっているからそんなもんだろう)と白菜、春菊、シイタケ。あと豆腐、しらたき、水で戻した麩(普通の麩)を入れる。麩が汁を吸ってけっこううまい。フーチャンプルーみたいなものね。
で、ある程度食ったらウドンを入れる。
どこの家でも一緒でしょうと思うと、こういう食べ物はきっと地域や家庭でかなり違うんだろうな。

3 件のコメント:

  1. ベッコ王子2012年3月29日 10:38

    apec家のすき焼きは関東風ですね。
    関東風は牛鍋といい、いわゆる吉野家の味ですね。
    それに比べ、関西風(神戸風)は最初に肉の油を引いて、肉のみを入れ、醤油、砂糖、日本酒(肉を柔らかにするため)を投入しながら、肉を焼いて、色目が付いたら、葱、白菜をどばっと入れ、水気が出たら、焼き豆腐をいれますね。
    好き好きですが、肉を先に焼いた方が、焼肉の風味が出ると思います。
    しかし、昔はすき焼き屋が繁盛していましたが、今は少なくなりましたね。

    返信削除
  2. omochです。
    実は・・・私、修学旅行で京都ですきやきを食べるまで
    すきやきって、豚肉で煮込みだと思ってました(爆)
    たぶん、東京とか大阪とか、そんな話ではありませんね。

    土鍋に白滝と焼き豆腐と豚肉と人参と白菜と、まあよせ鍋みたいなんですけど
    これを醤油ベースのだし汁で煮込んだものを
    卵につけて食べるんです。
    いまだかつて、この鍋は我が家でしか食べたことがありません(笑)

    そういえば、我が家の味噌にぎりは、焼きおにぎりではなく
    普通にお味噌をまわりにまぶしたものです。
    兄と私で毎年忘年会するんですが、
    居酒屋に味噌味の焼きおにぎりがあると
    焼かないで出して!なんてオーダーしたりしてます。

    返信削除
  3. ベッコ王子さん、そうなんです。なぜか我が家はすき焼きだけ関東風なんです。なんでだろう?

    omochさん、家それぞれのオリジナルというか「えっ!ウチだけだったの?」的料理ってありますよね。
    我が家では「日清焼そば」をずっとラーメンみたいに作って食べてました。あのソースをお湯にといて、ラーメンの汁みたいにして。高校生まで日清焼そばってそんなものだと思ってました。今から思えば、「焼きそば」って名前のところで気づけよ!って話ですよね。まあオカンの大ボケなんですが。^o^;

    返信削除