今日は「小浜市の歴史と文化を守る市民の会(長い…)」の会長職として、書道展の表彰式に出席した。年に数回しか着ない背広ネクタイで、ほんの2時間ほど着ていただけでどっと疲れる私は何だろう。
考えてみたら、なぜ書道展に「歴史と文化」の出番があるのだろうと思ったら、偉人顕彰書道展で、小中学生総勢100人以上が郷土の偉人の名前を冠した賞を受賞するのである。私と市教育部長と文化協会会長と3人で、流れ作業のようにひたすら目の前に来た子供に賞状を渡す作業であった。
しかしおじさんは改めて考えたのであるけれど、江戸時代の安定した時代あたりから様々な偉人を輩出した小浜の地はやはり大したものである。
なぜそれが可能になったのかというと、当時のことだから藩主の考え方が大きく効いていたのは確かだと思うのだけれど、日本の真ん中あたりに位置して北の魚も南の魚も取れて山はさほど険しくもなく全体が里地里山で飢饉の記録がないという非常に恵まれた地域の中で、衣食住の心配があまりない中で落ち着いて学問など興味のあることに打ち込める環境があったというのが大きいのではなかろうか。
今目の前で賞状を次々と受け取っていく子供たちは、自分の思いとか感性を半紙の上に表現するなどというレベルではないかもしれないけれど、「きれいな字を書こう」あるいは「賞を取ろう」、何でもいいのだけれど、気持ちを集中させて筆を取り、字を書いたと思うのである。そういう環境が整っている社会だったからこそ偉人が生まれたのかなとぼんやり思いつつ、それはどうでもいいけれど早くネクタイを外したいと思いつつ、1時間ほどの表彰式を過ごしたのでありました。


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