2012年2月9日木曜日

あの手この手

朝起きたら、うっすらと雪化粧。積雪1~2cmってとこか。やはり雪雲の主力は北へ流れたようだ。

日中、雪は降らないどころか晴れ渡る時間も。どうですこの真っ青な空。雪とのコントラストがきれいでしょ。でも1時間も続かないんだけどね。

で、雨雲分布をみて納得。小浜のあたりだけぽこっと雪雲がないでしょう。偏西風が強くなるとこうなるのです。
偏西風が強くなる→シベリア寒気団から寒気が流れ込む→冬型というのが一般的なパターンなので、こういうときは雪雲が西から東に流れ、福井県の北部にはまともに雪雲がぶち当たるのだが、小浜あたりは丹後半島が壁になってくれるので雪雲が来にくくなるようなのだ。
ところが冬の終わりごろとか冬の入口あたりで偏西風があまり強くなかったりすると、北寄りの風になって若狭湾に雪雲がまともに押し寄せて小浜にドカ雪というパターンになる。そしてこういうときは雪雲が若狭湾からさらに名古屋方面に流れるので、米原とか関ヶ原あたりで雪がふるわけですね。

まあとにかく今回は小浜にとっては幸いなことに雪雲が流れてこなかったので、またもや除雪の鬼と化さなくてもいいようだ。
こういう積雪量が少ないときには、スコップよりこれのほうがずっと役に立つ。
製品名は「スノープッシャー」というのだが、まあつまりはスクレーパーみたいなもので、スコップのように「すくい取る」のではなく、雪をかき集めるもので、除雪機と同じようなことをするわけだ。
これをがーっと押していけば人が歩けるだけの道ができるので、スコップでわっせわっせと雪かきをしなくてすむ。だから柄も長い。しゃがんで雪かきをするのではなく、立ったまま押していくだけだからね。最近目にするようになった道具だが、なかなか便利だ。
ただし積雪量が少ないとき限定なので、多雪地帯では無用の長物かもしれんが。

このスノープッシャーを含め、我が家には3つの雪かき道具がある。
雪が少ないときにはスノープッシャーでざーっと除けて終わり。
多くなるとスコップだが、アルミ製の軽くて大きいスコップと、鉄製のスコップの2つを使い分ける。
アルミ製はとにかく雪をがばっとすくい取って、えいっと横に除ける。大きい分だけ進みも早いが、圧雪や雪氷になると歯が立たない。写真のアルミスコップもかなり先が丸くなってしまっている、
そういう時は鉄スコップでばりばりっと砕きとる。ドカ雪がきた直後はアルミスコップで、少し時間がたって雪が締まったり凍ったりしてきたら鉄スコップでガリガリ行くわけですね。

女房の実家にはさらにスノーダンプが活躍する。雪の量も多いし除雪面積も広いから、スコップではおっつかないのだ。一輪車の上部分だけみたいなやつだから一気にどさっと除雪できるけれど、スコップみたいに投げ捨てられないから捨て場をうまく確保しないとどうにもならない。
スノーダンプくらいになると雪の降らない地方には見たことがないという人も多いだろうね。まあこれも出てきたのは30年くらい前じゃなかったかと思うが。
雪の状況にあわせてあの手この手の除雪手段を使い分ける暮らしなのですよ。

2 件のコメント:

  1. プラスコは最近ですね!私は使ったことがありません。スノーダンプは、20数年前に六日町で大活躍をしていました。川越にも持ってきましたが、使うことは未だありません。今では、一部が腐食して使い物にならなくなっています。
    側溝に雪を入れすぎて側溝の除雪をしたり、11月に融雪装置の穴を千枚通しで掃除をしたり、当時は大変で嫌でしたが今となっては懐かしい思い出です。雪国の方には申し訳ありませんが・・・。(ペコリ)

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  2. …川越でスノーダンプって、沖縄で防寒着くらい意味がないんじゃ…^o^;

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