2010年10月30日土曜日

暇中忙有

午前中は「小浜ウェスト物語」の一環として公開されている「蓬嶋楼」の店番。
ここはいわゆる茶屋(遊郭ですね)で、当時の趣がそのまま残っていていい風情である。遊郭というと生臭い印象あるいは反社会的な印象を持つ人もいるかもしれないが、ここには間違いなくひとつの文化があったと思う。

ご主人に見せてもらった、通常は公開していない四畳半の一間が印象的だった。こじんまりとした部屋ながら小さな趣味のよい床の間もあり、北前船で栄えた土地柄か、窓から見える小さな庭には弁財天が祀ってあり、さながら茶室のような趣だった。

訪問者は土曜日であることもあって、観光客の方ばかりで、名古屋、東京、八戸の方々だった。


店番をしている最中にも、Xperiaが「カーン」と鳴ってメール着信を知らせる。その多くが口頭試験セミナー応募だ。
なかなか落ち着かない気持ちで時間を過ごしてようやく店番終了。
近くの喫茶店に移動して昼食をとりながらメール処理。エッグサンドにレモンティー。似合わね~!と思うなかれ、仕事をしながら食べられるのはサンドイッチが一番なのですよ。

帰宅して、明日の「うんぴんフェスティバル」の準備。
日用品で楽器ぽいものを作る体験コーナーで、ストローで縦笛を、フィルムケース(もはや懐かしい!)で振り回すと「ピロピロピロ」と鳴る「虫笛」を、ポリバケツとガムテープで太鼓を、ペットボトルと棒とタコ糸で一弦ギターを作る。
それらの材料や道具を車に積み込む。私の愛車はカルディナだが、後部座席を倒すとフラットになってどっさり詰めるので重宝する。

夕方からはずっと口頭試験セミナーの処理などをして過ごした。
とにかく今日からは筆記試験を突破した人たちを力いっぱい応援しないと。

9時過ぎになってようやく一息。女房と「濱の湯」へ。寒くなってくると大きなお風呂が恋しくなるのですよ。^.^#
久々にゆったりと入浴。でも風呂上りに女房を待っている間、ずっとLooxUで添削していた。
11時前に帰ってみると、その間にメールが18通。うむむむ。
なんとか処理して12時ごろには寝よう。明日があるし。

写真だけ見ると、風情のある建物やおしゃれな昼食でゆったり過ごしたように見えるけど、なんだかゆったりした中に常に忙しさを感じる気ぜわしい1日だった。だからこそティーを飲んだり風呂にゆったり入ったりしたくなるのかもしれない。

4 件のコメント:

  1. ベッコ王子2010年10月31日 7:09

    全国どこでも茶屋はありますね。
    大阪は飛田、松島が有名ですが、なかでも飛田にある料亭「鯛よし百番」は大正時代の遊郭建築物で、その中は絢爛豪華で、本当にこれは風俗文化遺産ですよね。

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  2. まったくです。民俗・風俗はそれでなくても残りにくいものですから、大事に保存していきたいですね。

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  3. はじめの写真2枚が見えません。
    Xperiaの着信は「カーン」なんですか?
    私はずっとマナーモードにしているので、着信音は鳴らないのですが、バイブレータ音が結構うるさく着信音代わりと成っています(^^;

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  4. 「見えない」って、表示されないってことですか?おかしいなあ・・・・
    「カーン」はメール着信のときだけです。そういうように設定したかもしれません。(もう忘れました^^;)

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