2026年11月2日月曜日

神宿る島へ

波の音を聴きながら目覚め、正しい日本の朝食をいただき、宿を後にした。

フェリーの時間まで少しあったので世界遺産「神宿る島ー宗像・沖ノ島と関連遺産群」の構成遺産である新原・双山古墳群へ。写真左側から真ん中に向かって伸びる丘陵が宗像大社を守った地域豪族・宗像氏の古墳群で、前方後円墳などもある。そしてその一直線に並んだ古墳の伸びる先に大島つまり中津宮がある。
9時すぎのフェリーで大島へ。20分ほどの短い船旅だ。
大島に到着してすぐにレンタサイクルを借りて、中津宮へ。

中津宮。常設の社務所があるのかどうかよくわからなかったが、境内はものすごく手入れが行き届いていた。こうして手入れが行き届いた空間は、社寺ともに静謐で涼やかな空気に包まれるものなのだな。

こちらの屋根も辺津宮と同じく檜皮葺で、棟の3つの四角や丸は宗像三神を表すのだろうか。また勉強しよう。

レンタサイクルは幸い電動アシストだったので、がんばって峠を越え、沖津宮遙拝所へ。
何やら赤い輪っかがあるが、これは芸術祭的なものなので無視して良い。

遙拝所に続く階段を登ろうとしたら、足元に泥岩と砂岩。大島は火山島だと聞いていたが、なるほど低地にはこういったものがあるのだな。

一方で階段は安山岩あるいは玄武岩質の火山角礫岩と思しきものが使われていて、なるほど火山島だ。
泥岩や砂岩の面構えは中新統っぽかったので、してみるとコイツラはそのあとの島根県でいう来待層群的なものか、あるいは中新世末期のアルカリ火山岩類か。知らんけど。

ここから沖ノ島がよく見えた。ちなみにこれは20倍ズーム。
神官は沖ノ島にどれだけの期間かは知らないが、波止場近くの社務所で寝起きし、毎朝全裸で海でお清めして400段以上の石段を登って参拝するらしい。
そして島自体が禁忌の島なので人間がほとんど来ず、ために貴重な動植物が数多く生息し、オオミズナギドリが我が物顔で島中を走り回っているらしい。

さらに老夫婦のくせにがんばって御嶽神社まで。いくら電動アシストとはいえ、150m近くの標高差を登ったのだから、明日は(いや、きっと明後日か)夫婦ともども足が痛くてもだえるのだろうな。
それはともかく、御嵩山からは沖ノ島だけでなく壱岐が見渡せた。

ひゃっほーと言いつつ自転車でばひゅーんと山を降りて、港近くの食堂で海鮮丼を堪能。
アワビなんか蠢いていたからね。肝もそのままだったからね。

大満足してフェリーで本土に戻り、レンタカーで小倉に戻った。
まだ少し時間があったので小倉城へ。全体がミュージアム化したRC造のお城だが、眺めて満足してレンタカーを返して小倉駅から帰路についた。
新大阪で乗り換え、駅弁を食いながらサンダーバードで敦賀へ、車で帰宅。21時であった。
風呂に入り、ほっと一息つく間もなくパソコンの前に座った。
…のだが、やはり寄る年並には勝てず、たった一泊二日の旅で疲れてしまったじいじは寝てしまったのですよ。

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