2013年12月13日金曜日

小論文がすごく大事

口頭試験が始まって半月が過ぎた。多くの人から内容を聞くことができるのだが、強く感じるのが小論文(経歴票詳述例)を作るときの大事さだ。
この小論文については、短い時間で説明を求めたれた人と、説明なしで質疑応答だけだった人がいるのだが、小論文がきちんと練り上げて作ってないと大変苦労しているようだ。
私に口頭試験内容を連絡してくれるのは、マンツーマン講座受講生と、模擬面接を受けていただいた人だ。前者は小論文がそれなりに練り上げてあるのだが、後者には
「えっ、これで提出したの?」
という人もいる。その場合、なんとか口述でカバーできるようにアドバイスしているのだが、口頭試験では、

  1. プレゼンがある場合、プレゼンを聞いて手元の小論文は読まずにおいてくれると、練り直したほうを評価してくれるからいいのだが、たまにプレゼンを聞かずに手元の小論文を読んでいる試験官がいて、こういう人にはせっかくの練り直しプレゼンが役に立たない。
    結果、4月に提出した小論文が評価の大半を占めてしまう。
  2. プレゼンがない場合、上記の「プレゼンを聞いていなかった試験官」状態になるので、やはり4月に出した小論文が評価の大半を占めてしまう。
結局、4月に出した小論文がちゃんと練り上げて作ってあれば何の問題もないのだが、4月ではまだ切迫感がないし、けっこういい加減に作ってしまっている人も多い。そうなると、プレゼンを求められて、そのプレゼン内容をしっかり聞いてくれるか、あるいはプレゼンを求められなくても練り直した内容を割り込ませられるような質問の仕方をしてくれるか、どちらかでない限り口頭試験は苦しくなってしまうということだ。
つまり、4月の出願時点で最終レースの有利不利が決まってしまうという、かなり特異な試験になったなあということである。

やっぱり出願講座が大事だなあ。来年はちょっと早めに始めようかな。やり方もちょっと工夫が必要だなあ。

4 件のコメント:

  1. お世話になっています。
    詳細以外の4つの業務も、詳細と同じようにまとめておかないといけないと思いましたよ。どれにマルをつけてもよいようにね。
    試験のときだけ、技術士にふさわしい技術者ではなく、7年分以上、技術士にふさわしいか、問われました。

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  2. もちろんその通りです。経歴表の各行について骨子くらいはまとめておかないといけないと思いますよ。まあ経歴全体が技術士にふさわしい、つまりトータルとしての成長過程が技術士にふさわしいものであればいいので、各行の業績はそこそこでいいのですけどね。

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  3. 誰か生け贄を募集して、模擬口頭試験を全員の目の前でやるといいかもと思っています。これほどまでにつるし上げられるのかと震え上がります。特に勘介さんが面接官だと(^^)

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  4. 4月の時点で、はじめての受験者に技術士にふさわしい点は、って無理ですよね。そこで来年は、特にSUKIYAKI塾が取り組むセミナーを活かしてもらいたいですね。

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