朝早めに起きて朝食を食べ、歩いて熱海港へ。
ジェットフォイル船に乗って、目指すは伊豆大島である。
ジェットフォイルなのでほぼ揺れることもなく、ほどなく伊豆大島に到着。三原山が煙を上げている?と思ったら雲であった。
レンタカーを借りて、三原山の外輪山に到着。ここから向こうに見える中央火口丘まで行って、そのてっぺんまで登るのである。若干気持ちが折れそうになる。
そこから1時間半くらいかけ、ようやくお鉢を見渡せるところに来た。ここにゴジラも落ちて行ったのである。
見れば蒸気が上がっているところもある。紛れもない活火山なのである。
こちらも結構な量の蒸気が上がっている。足元は岩場やスコリア。歩くとガリガリもしくはジャリジャリいう。時々すれ違う人は結構本気の山の格好をしていて、我々夫婦はTシャツ・チノパンにウォーキングシューズ。完全に山をなめている。申し訳ない。
裏砂漠が見える。あそこへ降りていくコースもあるらしいが、昼もとうに過ぎて、我々にはそのような根性は残っていなかった。
なんとか昼食を食べ、気を取り直して今度はレンタカーで島一周。「地層台切断面」というたいそうな名前がついている火山灰層の露頭(切土)。こういうのを見るとワクワクするね。
波浮港。もともとはマール(水蒸気爆発でできた火口湖)で9世紀はじめにできたらしい。これが18世紀の大地震に伴う津波で一部が削られ海と繋がったため、さらに港口の岩を開削して港として開港したとのことで、天然の防風壁を持ち大水深なので波静かで、非常に栄えたとのこと。こういう話は大好物だ。
筆島。伊豆大島は島の南東側にあった筆島火山を覆うように形成されていて、筆島は筆島火山の硬質な火道部分が浸食に耐えて残存しているとのこと、なるほど筆島からみて三原山は北北西、伊豆大島の伸長方向に一致している。ホットスポットだったのかなあ。こういう話も大好物です。
裏砂漠。もう夕方が近いし、今日はもうたっぷり歩いたので、行けるとこまでジャリジャリと歩いて行った。
今日のホテルは「伊豆大島ホテル&リゾートマシオ」。元町の市街地から結構山の方に入ったところにあって、自然に囲まれた空気が気持ちいい宿だ。一応デスクワークの格好はしたけれど、あまり捗らない。^o^;
夕食を食べて部屋に戻ると、伊豆半島に夕日が沈むところだった。いろんな鳥の声を聞きながら夕日を見ていると時間が溶ける。