2015年2月21日土曜日

ひとつの区切り

私が最初に立ち上げたNPO法人ホリデースクールが解散することになった。
もとはといえば平成14年、いわゆる「ゆとり教育」元年のこと。学校が週5日制になるということは週休2日制になるということで、だけどまだまだ土曜日が休みではない親が多い中、子どもたちを地域でどう受け入れるのかということをPTAの中であれこれ話していた。
そして、「そんなに心配だったらオマエやったらいいじゃん」と、実は誰にも言われたわけではないのだけれど自分で勝手に思って、子どもの体験教室的ボランティアグループを立ち上げ、翌年NPO認証を受けた。
太鼓会にせよPTAにせよ、それまでやってきたのは全部誰かが立ち上げたものだったけれど、ホリデースクールは自分が初めて立ち上げた団体だった。雇用促進住宅の自治会館を根城にして、毎月何かしらのイベントをやっていた。とにかく手探りだったし、思えば行き当たりばったりに子どもたちを付き合わせたりして悪いこともしたなあと思うのだけれど、自分の原点の本当に楽しい時期だった。

その後ボランティアセンターが開設される中で、流れというかイキオイというか、WACおばまが結成され、さらに指定管理者制度の導入とかいろんな流れの中でNPO法人となり、なんとなく私が小浜市におけるボランティア代表的な役回りになっていく中で、「子どもの健全育成」というホリデースクールの活動目的は、WACおばまの活動目的の一つとして取り込まれ、実質的に吸収されていった。
その後、他の人たちの活動の場にしようと思ったり、まあ行政の都合などにも配慮したりいろいろあった後、ついに解散に至ったということである。

解散したり活動休止に至ったりするNPOは、多くはないけれど稀というほどでもない。
中には失意のうちの解散だったり、もっとひどい例では罵り合っての解散だったりする団体もある中、文字通り「発展的解消」の解散であり、メンバーのみんなとも今でも仲良くやっていたり、街で出会うと微笑みが出る仲での解散なのだから、本当に幸せな幕引きなんだなあと思う。活動がちゃんと引き継がれていく解散だから、別に悲しくもないし喪失感もなく、ただただ感慨深い。

2 件のコメント:

  1. 自分と出合った頃に、とうきびやシャケをお送りし、
    感謝文やブログに載せていただいた記憶があります。
    子供達の活き活きとした笑顔や、大人達も巻き込み、
    活発な活動だな~と感心しておりました(^O^)
    記憶違いならゴメンなさい。
    とりあえずの一区切り、お疲れ様でしたm(_ _)m

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  2. そうですその通り!皮付き・ヒゲ付きでダンボール1箱どーんと送っていただきましたよねえ。あれは平成14年でしたから、もう12年以上たったんですね。
    当時小学校5年だった娘が社会人になるんですものね。やっぱり感慨深いなあ。

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