小浜に戻る日の朝、ゆっくり起きてチェックアウトして外に出てみると何かが違う。
明るいではないか。晴れているではないか。なんてことだ、石垣島も晴れたりするんだ。
太陽が出るといきなり暑い。バスターミナルへ歩いていき、空港行きのバスに乗った。いい天気になると同時に去らなければならないなんて、悲しいではないか。
いつか陽光が飛び跳ねる中をのんびり周遊してみたいものだ。
…などと思っていると、sunriseさんから「川平湾はいい天気ですよ~」てなメールが来た。くそぉっ。
空港も青い空の下にあった。なんとももったいない気持ちを残しながら那覇に向かって飛び立った。
石垣島の北東にびよーんと伸びた半島部分。去年クルマで行ったよなあ。梅雨空の下を。今日行ったらいい眺めなんだろうなあ。
真ん丸の島が多良間島、向こうに見える小さい島が水納島だと思う。どんな島なんだろうか。いつか行ってみたい。
宮古島上空。陽光に照らされて上空から見ても実に美しい。ここは本当にいずれ来てみたいなあ。数日滞在したいものだ。
たぶんこれは慶良間列島の座間味島だと思う…のだが、このあたりにくると雲が多くなってきた。
那覇空港は曇りだった。ふうむ、やはり石垣島のほうが先に梅雨明けなのかな。
那覇空港で40分ほどのトランジット。沖縄そばをすすって、伊丹行きの便に乗った。
今度はもうずっと雲の中を飛んでいて、窓の外は真っ白。ずっと窓を閉めて添削していた。^^;
大阪空港はナマリ色の空の下にあった。石垣空港を出たのが12時過ぎ、大阪空港到着が4時過ぎ。カードラウンジで充電と添削を1時間ほどして、高速バス「わかさライナー」で小浜へ。乗客は10人ほどで、最後の小浜で降りたのは2人だった。
女房に迎えに来てもらって帰宅。一週間ぶりにテレビを観た。何もせずにぐったりとバラエティ番組をみて笑っていたいところだが、そうはいかない。添削やRCCM合格法の原稿などが溜まっているのだ。ToT
今回、那覇では受験生ともいろいろ触れあえたし、石垣では毎年そうだけれど飲んで歌って一緒に時間を過ごした。
石垣島で10人に満たない人たちを前に講義をしていて、心から思ったことは「この中から技術士を出したい」という思いだった。
那覇でも同じだ。もっともっと合格者を出したい。沖縄をわかっていて根を張っている技術者が技術士という資格を手に入れて活躍してほしい。
島ぬエンジニアよ。焦らなくてもいいから、でもがんばって挑戦してみよう。
世の中の動きは無慈悲に早い。大きな経済の動きは島にも容赦なくやってきて、生活の糧を奪っていくという厳しい現実がある。温かみのない官僚的決まり事は、あなたたちを支えてはくれないかもしれない。
だからがんばってみよう。そして地域を担っていってほしい。
私が年に一度やってきてナニゴトかしゃべるのは、試験合格への具体的助力という段階ではなく、がんばってみようという気持ちをすこしだけ上向かせる程度のちょっとした元気づけにとどまっているのかもしれない。
私の方はそれでいっこうにかまわない。少しでも手伝える間、プラスになる間はずっと行かせてほしい。
そういえば、先週留萌に行った時も、同じことを思ったなあ。地域の今後のことを憂い、なんとかしたい、何かをしたいと思っている人がいて、その思いを託されるべき人たちがいて、だけどまだ火がついていない。走り出していない。そういうところに私は行きたい。
APECさん、本当にありがとうございます。
返信削除これからもよろしく。
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