べろべろの神様 Ver.2

6時過ぎに起床し、ホテル近くの「やよい軒」で朝食をかきこみ、地下鉄で福岡空港へ。そして8時の飛行機で高知へ。

福岡→高知などという路線、いったい何人乗るんだろう。飛行機はどんなだろうと思っていたら、やっぱり客席3列のみのプロペラ機で、乗客は15人だった。
空港から高知駅行のバスを探して乗ると、乗客は誰もいない。それどころか運転手すらいない。
まあそのうち他の乗客も乗ってくるだろうと思っていると、やがて運転手が乗ってきて、ドアを閉めて発車。てか、乗客オレ一人か？
本当に他に乗客がいないまま、はりまや橋で下車。なんてことだ、大丈夫か高知。
ここからセミナー会場「ソーレ」に向かう土佐電鉄に乗る。

乗ってみると乗客は私のほかにおばちゃん一人。それも2駅ほど行ったところで降りてしまい、またもや乗客オレ一人。
結局そのまま誰も乗ってこず、セミナー会場近くの駅で下車。大丈夫か高知。
セミナーは11時から17時前まで、みんなで弁当を食べながら、合格者体験発表なども交えて、実にアットホームな雰囲気の中で終了。さあ楽しみにしていた「ひろめ市場」である。

日曜日とあって大賑わいのひろめ市場。このごちゃごちゃーっとした雰囲気が好きだ。

イタドリの煮たものとトコブシ（極小サイズ）。イタドリの煮たのは高知ならではのものらしい。

海苔のてんぷら、うつぼの唐揚げ、鯨の竜田揚、ハランボ。高知だねえ。

そして何よりカツオのたたき。塩味が特にうまい。切り身がとにかく大きく、生にんにくが最高。

そして今宵はべろべろの神様ことつったんさん登場。皆さん露骨に前回同様べろべろの神様降臨を期待して酒をつぐ。

さすがは神様、期待に応えてどんどん調子が出てくる。すると「べく杯がないと酔えん」と言い出した。

ところが何とひろめ市場には土産物売り場もあるのだ。直ちにべく杯セットが買い揃えられた。
べく杯は、おかめ、ひょっとこ、天狗の3種類の盃があって、コマを回して上になった絵の盃で、コマの持ち手が向いている方向に座っている人が酒を飲む。
おかめはふつうのおちょこほどの酒しか入らない小さなものだが、ひょっとこはその3倍くらい入る上に口のところに穴が開いているので、これを指でふさぎつつ、酒を飲みきらないと置くこともできない。さらに天狗は鼻の部分にたっぷり酒が入るうえに鼻が邪魔をして置くことができないから飲みきるしかない。神様が触っているのが天狗の盃である。

コマを回す神様。「べろべろの～神様は～正直な神様よ～」とみんなで歌いながら回す。

天狗で酒をあおる神様。期待通りどんどん突き進んでくれる。^o^;

アーケード街をご機嫌で歩く神様。と、前のほうでストリートライブをやっている女の子のグループがいた。喜んで近づこうとする神様を、我々は強引に脇道に連れて行った。
すると気落ちしたのか、それとも持久力がないのか、神様は路傍にお座りになられた。我々がラーメン屋を探していると、いつの間にか神様は夜の高知の町の中へ消えていかれた。