さあ、長期ツアーの始まりだ。このために昨夜がんばったんだもんね。…って、寝不足でダメだあ。
睡眠時間3時間でふらふらと家を出発した。
大阪空港行きのバスを待っていると、ツバメのつがいが巣に戻ってきていた。そうか、もうそういう季節なんだ。今年も春の息吹をあまり食べなかったなあ。いさざとセリを食ったくらいか。花見もしてないなあ。
大阪空港までバスで3時間弱。うち半分はぐっすり寝ていた。大阪空港のカードラウンジで1時間。
今日の飛行機は行先が秋田空港だけに小さいだろうなと思っていたらやっぱりプロペラ機。うーむ、先週もそうだが今年はずっとプロペラ機だぞ。
プロペラ機というのはあっけないほど「ほいっ」と飛び上がり、大丈夫かと思うほどガタガタ揺れる。
ようやく安定飛行に移ったと思ったら窓の外は例によって雲ばかりだった。1時間ちょっとで秋田空港に到着。
飛行機を降りてターミナルビルまで歩きつつ振り返り、飛行機の右の向こうのほうに何やら湯気をもうもうと上げている盛り上がりがあるなあと思ったら雪山だった。ひえええ。
バスで40分ほどかけて秋田駅へ。ちょっとまだ早いのでタリーズコーヒーで遅い昼食を食べてからホテルへ。いつものドーミーインである。
眠いので1時間ほど仮眠して、隣のあきた県産品プラザで土産を買って送り、いつもの「無限堂」に行き、いつものカウンター奥の席へ。
太平山の燗酒を頼み、さあ今からが楽しみの時間だ。このために秋田に来るといっても過言ではない。
ギバサ酢。海藻を茹でて叩いた、海のとろろ芋。私の定番。
ニシン切り込み。ニシンの糠漬けで、これがまた燗酒に合うんだわ~
がっこ盛り合わせ。白菜の麹漬けと、やっぱりいぶりがっこ最高!しかしこうしてみると、そりゃあ高血圧が多いはずだわという肴ばかりですな。
かすべの天ぷら。かすべとはエイのひれ。白子の天ぷらの中にコリコリ軟骨が入っている感じで、かなり好きである。
ハタハタの寿司。こっちのハタハタは小浜の1.5~2倍くらいあるが、頭から尾鰭まで全部食べられる。骨が柔らかくて美味い。
なお、これは飯ではなく卵が入っている。つまりブリコだ。子持ちのハタハタを麹漬けにしたということか。
〆の稲庭うどん。太さは普通のうどんとそうめんの間くらい。というか日本そばくらい。
大満足でホテルに帰り、ウェルカムコーヒーでしゃきんとして、洗濯しつつ大浴場にゆっくり入った。
さあ、今日は早目に寝よう。
念のため書いておくけど、こんな1日の行動の合間はもちろん最中も、全部添削やらメール処理、NPO決算報告のフォローなどをしているのですよ。
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