2012年3月22日木曜日

エコのもとに

福井のホテルで目覚める。今日は午後からセミナーに出席(受講生のほうです)してから小浜に帰るので、午前中はフリーである。
こういう日の朝に、午前中の過ごし方を考えるのは楽しいものだ。まあこれがよその町だったら何か見に行こうかという観光的気分になれるのだが、福井ではちょっとなあ。

福井市は人口30万人ほど、チンチン電車が走り、それなりにさびれた中心市街地を抱えてスプロール化の進む地方都市だ。風景も完全に昭和の風景である。

まちなか風景と市電の駅。レトロな風景で私は好きである。まちなかには食事をするところや生活雑貨を買えるところはあるのだが、PC用品みたいなものは全く買えず、そういうところはバスか市電で行かないといけない郊外にある。が、そもそも車社会なので車でないと行けないところも多い。
でもこういう町は、自転車で5kmくらいを行動圏にした生活なら暮らしていけるのだろうな。でも北陸は天気が悪い日が多いから辛いかも。

ドトールコーヒーに入ったら、客が並んでいるのに応対は一人で、もう一人はなじみ客と話し込んでいる。なんだこりゃと呆れてニシムラコーヒーへ。ここはコーヒー180円で、いつもニコニコ気持ちのいいママさんがいて好きな店である。
コーヒーとドーナツで朝食。これだけです。昨夜はいっぱい飲み食いして、あげく〆にラーメン食ってしまったから、今日は反省して小食にしないとまたおつさんに怒られるのだ。^o^;
1時間半ほどがんばって、依頼原稿のひとつを仕上げた。1年前に依頼をいただいたもので、月末締め切りだったからギリギリだった。どうかお許しください。

午後、「1市町1エネおこし 再生可能エネルギー事業化セミナー」を受講。
非常にタイムリーなテーマなためか行政、民間、NPOなどが大勢詰めかけている。県内技術士の皆さんも何人もおられる一方で、県内NPOの皆さんも何人もおられる。私にとって「別チャンネル」の人たちが一堂に会している風景は面白い。
「新しい公共」ではないが、立場の違う人や団体間の協働がやりやすい土壌ができていること、エコというテーマの付加価値が著しく高まっていることを肌で感じた。
なんてったって「事業化」ですからね。徐々にではあるが、経済活動と相反関係にあるものとしての環境保全から、再生可能エネルギーに代表されるようにビジネスチャンスとしての環境保全(というと違和感があるかなあ)に社会が動いていて、みんなその動きを実感していて、そのために足を運ぼうというインセンティブがあるんだなあ。

このセミナーも中座して(なんていいかげんな奴だ!)電車で小浜へ。
今庄あたりの風景。まだまだここは冬の続きだ。
帰宅してバタバタと片づけものをして、すぐに四季菜館へ行って観光局体験部会の会議。
…なんというか、前向きになれるというか、明日への希望というか、元気が出てくる会議であった。これ以上この人たちがいきいきとがんばり始めると、セミナーツアーで1か月近く小浜を離れるのがつらくなってきそうなくらいだ。
でも帰ってウェブを見れば、SUKIYAKI塾のみんなが本当にずんずんと前へ進んでいて、その中にわーっと飛び込んでいく嬉しさ・楽しさの魅力に身悶える。
うーむ、パーマンの人形がほしい。

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