2016年1月31日日曜日

広がれ雪室

今日は雪室への食材貯蔵開始日だが、暖かな好天でありがたい。

低塩化へしこを取りに海岸通りへ。うららかな、という言葉がぴったりくるような穏やかな風景である。

ところが上根来に来るとこの通りの真冬の風景。車でわずか30分弱なのにこの違い。

貯蔵食材を並べてみたのだが、なんだか地鎮祭のお供えみたいになってしまった。

低塩化へしこ2樽と比較のためのへしこ真空パック。田村長さんが試行していただく。

左側の板の上はチーズ工房ラヴェリタさんのチーズ各種と白ワイン。
その右に丸海さんの鯛醤と鯖醤。さらに右にたけしが持ってきてくれたキャベツ・はっさく・丸大根。

チャンネルOの番組用の野菜各種。全部糖度が測定してあって、1ヶ月後に出して再度糖度を測定する予定だ。

そして昨年に続いてとば屋の酢。1本1,000円の酢に、さらに付加価値をつける。やはり雪室食材はこういうアプローチだと思う。

雪室貯蔵庫の右側には昨年と同じように棚があって、野菜類などはここへ。

左側は昨年あった棚をとっぱらって、酢や酒などを箱積みで保存できるようにした。奥には低塩化へしこも並べてある。
このあと、わかさ富士さんの日本酒も届き、一升瓶100本を貯蔵。さらに追加貯蔵の予定も入って、単なる実験から一歩踏み出せそうな期待。
貯蔵終了後、昨日に引き続きモミガラを運搬して断熱性を上げ、今日は終了。後日、さらに集雪作業予定。

山を降りて携帯電波が届くところまで降りてくると、いつものようにメールがまとめて届き、不在着信情報も入ってくる。いろんな電話やメールが来ている。
菜ッパさんも野菜を雪室に入れてくれるようだ。
京都に行った時菜ッパさんの店の前で知り合った、松茸山の再生に取り組んでいる方から電話。
横須賀の方からアブラギリのことで問い合わせ。
帰り道に寄ったアヤハディオで若狭東高校のM先生とばったり会って、とち餅のことなど立ち話。
いろんなことが広がっている。ともすればそれは拡散しているようにも見えるけれど、思わぬところで思わぬもの同士がつながったりするからまた面白いのだ。

2016年1月30日土曜日

ひとまず雪室完成

雪室作りの最終段階、断熱用のもみがらを被せる作業である。出願書類添削・書籍校正などなどが重なって寝不足ではあるが、眠気は全く感じないまま朝から上根来へ。

秋に運んでおいたトラック10台分のモミガラを、ペイローダーで運び、広げたブルーシートの上に積み上げる。
これをトラロープで巾着のように結ぶ。

雪山の上に滑車をセットし、二重にしたトラロープの一端はモミガラ巾着に結び、もう一端はペーローダーに結んで、ローダーの力で引き上げ、雪山の上でロープをほどいてモミガラを雪山の上にまく。

一昨日、ブルーシートの天端まで数10cmほど残して雪を積み上げたのだが…

今日はこのとおり、ほぼ天端までモミガラが積み上がった。モミガラの厚さは30~50cmにはなっているだろう。これが断熱材となって、春以降も雪が解けるのを防いでくれる。断熱シート+ブルーシートで覆っていたころは、雪が融けるとシート類との間に空間ができて、いっそう融雪が促されてしまっていたのだが、モミガラなら融けた部分を埋めていってくれるので隙間ができず、雪が長持ちするのだ。

モミガラをひととおり上げて、入り口の間伐材柵も作り、一段落。みんなで記念撮影。上根来の住民(元住民)の人たちと、我々地縁ではないボランティアが協働できることは、本当に嬉しい。これからもどうかよろしくお願いします。

夕方、焚き火臭いまま帰宅して、PC仕事をちょっとやったらもう眠くて眠くてたまらなくなりリクライニングソファで夕食まで爆睡していた。
ふと気がついたのだが、一昨日の作業の後、腰も手足も筋肉痛にならなかった。それがすっごく嬉しい。こういう日は何より米のメシがうまいしね。

2016年1月29日金曜日

もう遊びではすまないぞ

減塩へしこ改め低塩化へしこの漬け込み作業。
今年の雪室プロジェクトは、「雪室実験」段階から一歩進んで、企業に「雪室を試してもらう」ことにした。
去年からすでに付加価値製品化しているとば屋はもちろんだが、今年は新たにわかさ富士や田村長などが参加してくれる。そんな中での田村長のへしこである。
低塩化へしこは、漬け上がったへしこを、塩分濃度の低いヌカの中に再度漬け込んで作る。普通の環境下でこんなことをすると雑菌が「わーい」とばかりに入ってきて食べられなくなってしまうのだが、雪室は有害雑菌がない環境下なので、悪くなることなく塩分が抜けていくわけだ。

今回使うへしこは、田村長で漬け込んだもの。三枚に下ろしたあと、頭も骨もない状態で漬け込むのが田村長風だ。

社長みずからヌカ作り。通常は、糠と鯖を塩漬けした塩水でヌカ床を作るが、今回は塩は極めて控えめ。

鯖をどんどん並べていく。三枚おろしの半身の鯖は、塩抜きには好都合な形だ。

2斗樽2つを仕込んだ。これを31日に雪室に入れて、1ヶ月ほどして取り出す。新しいブランド商品になればと心から願う。
今日はさらに若狭丸海さんから醤醢(魚醤)、チーズ工房リヴェリタさんからチーズ各種の提供をいただいた。
補助金を使って行政と一緒に試行錯誤をしている段階はすでに過ぎて、企業がお金と手間暇かけて作った商品をお預かりする段階に進みつつある。そのことを正面から受け止めると膝が震えるくらい緊張するのが本音だが、前に進むしかあるまい。

2016年1月28日木曜日

巨大化する雪室

朝から雪室作業。道路は途中からバリバリに凍てているが、そのためのテリオスキッド、快調に上根来へ。

下界は好天、雪などとっくに融けてしまった。今年の冬はスノータイヤいらずで、ほとんど経験のないような小雪の冬になりそうだ。

しかし上根来に登ると道路沿いには普通に何10cmと雪があり、雪室もさらに巨大化している。

大量の屋根雪が落ちて、もう1一つ雪室が作れそうなくらい雪がある。

今日もまた汗だくになりながら集雪。「あんなところまで雪を積むなんて冗談だろう」と思っていたシートの天端近くまで雪が積み上がった。体はガッタガタだけど。^o^;

これまでにない巨大な雪山が出現した。2年前には雪山の上に登ってなお天井に届かなかったのが、今は頭を打つほどになった。

下界に降りたらさっそく濱の湯で汗を流し、風呂上がりに木曜会でビール…と思っていたが、下山後あれこれバタバタして、結局とりあえずのイッパイになってしまった。

みつこの投げキッスは誰のためだろうか。ひこそうで会えなかった知床世界遺産さんか、はたまたマッキーことともともさんか、あるいは妙に緊密になっていたクレヨンさんか。それとも智楽さんの大人の色香にまいってしまったのか。
まあともかく軽く飲んでからの入浴はまた格別でありました。

2016年1月27日水曜日

行ってみることが大事

京都へ行ってきた。雪室プロジェクトの一環として、鯖街道でつながっている出町柳のあたりで雪室食材の試食試飲PRをやりたいと思っているので、その打合せなどだ。
お相手はフランク菜ッパさん。オーガニック八百屋さんだ。実に楽しい方で、また楽しいお仲間達もどんどん集まってきて、店先で延々とダベってしまった。これが夜だったら酒が止まらなくなるところだ。
おかげで雪室食材にどう付加価値をつけるかということについて、新しい視点をいただいた。ありがとうございました。
やはり机上であれこれ考えるよりも、フットワークを軽くして「行ってみる」ことが大事だね。

昼食のあと、出町柳駅の向かいにあるパン屋さん「柳月堂」でカマンベールチーズパンを買って帰ったところ、これがむっちゃ美味しい。女房に「なんでもっと買ってこんかったん」と言われたが、そんなの食べる前に無理だし。次回行ったときにはどっさり買ってこよう。あ、市役所のD君がかいがいしくパパさんをしにしょっちゅう行くらしいから、頼んでおこうかな。^o^

帰宅後はひたすら添削。明日のスケジュールがびっしりで、最後は木曜会だからきっと添削などやっている時間がない。今日のうちにやっておかねば。
…なんて言っておきながら、夜は女房のアンサンブルの練習に付き合う。電子ドラム(DD-65)を叩きに行ったのだが、曲目が「津軽海峡冬景色」「高校3年生」「リベルタンゴ」とバラバラ。というか、ノーマルな8ビートがひとつもない。まあいい息抜きになったけれど。

終わって外に出たら、月がくっきり出て、星のまたたくいい天気だった。明日は朝から上根来だが、凍結していそうだなあ。^^;

2016年1月26日火曜日

プッシュプッシュ

またまた天気の話なのだが、今朝は小浜が県内一番の冷え込みで、マイナス7度を下回ったらしい。
これはオドロキである。確かマイナス7度以下だと、濡れタオルを回すと凍るはずだ。
6年前の2月、流氷を見に家族で知床に行ったとき、空港前であわただしく車に乗り込む私たちの横で、ぼうずさんがタオルを回して凍るところを見せてくれたことがあった。バタバタしていて記憶があいまいなのだが、確かあのときがマイナス7度で、タオルは確かに立っていたように思う。
小浜は一応北陸の外れなので、水道配管が防寒被覆もなく屋外に露出していることはあまりないはずだから、おそらく水道管破裂はあまりなかったのではないかと思うけれど、無対策屋外配管だと十分破裂し得る気温だったわけだ。

まあともかく寒波の峠は越えたようで、昼間はそこそこ気温が上がった。といっても5度以上になったというだけだが、家の前の雪もずいぶん少なくなった。

ありがたいことに、今年はこのプッシャーだけで雪かきができている。これはスコップではなくて、ポリカーボネイト製の排土板のようなものがついている。雪をすくい取るのではなく、押しのけるのである。除雪車と同じですね。
これは一気に人が歩ける程度の通路を作ってくれるので便利なのだが、積雪が20cmくらいになると、掻き上げた雪の重みでほとんど押せなくなる。つまりしっかり降った日にはあまり使えず、10cm程度までの積雪時の通路除雪用にいい道具だ。5cmくらいまでなら、ざーっと一気に掻いてしまえるのですごく楽だ。
今年は10cmも降った日がまったくなかったので、このプッシャーだけで家の前の除雪ができた。こんな年はほとんど記憶にない。確かに昨日は寒かったけれど、記録的暖冬なのは間違いなさそうだ。

ANAの早割予約が始まったので、4月以降の予約を進めているが、それだけでなく、4月から5月、さらに6月のホテル予約や行程を決めつつある。
例年と違うのは、ホテルの混み具合がひとつ。5月でも週末が絡むとホテルはかなり混んでいる。
もうひとつは、バスを使うことを逡巡するようになったことかな。
先週は、何だかわからないけど毎日のようにどこかでバスが事故を起こしていた。
私も年間何度もバスに乗る。特に伊丹空港までの高速バスが多い。
その他、毎年おじゃましている徳島に行くのは大阪や神戸から行く高速バスが便利だからよく乗っている。
あちこちの空港から市街地へは連絡バスに乗ることが多い。今年も3月には高知空港から市内までバスに乗る。
これだけ事故が続くとやはり怖い。といってもまさかヘルメットして乗るわけにもいかないし、シートベルトがせいぜいかな。なんでも中央右座席通路側が一番安全らしいが、私はなぜかいつも中央後より左窓側に好んで座る。左窓側は死亡率が高いらしいのだけどね。
しかしバスが怖いからといって小浜からJRで移動しようとしても、かの尼崎事故を起こしたJR西日本であり、信楽鉄道事故があったにもかかわらず尼崎事故を起こした会社だから、基本的に信用できない。できないのだけれど、そこは田舎の悲しさで代替交通機関がないのである。尼崎事故で安全文化が少しでも芽生えてくれていることを祈るばかりだ。
しかし前途ある大学生たちが大勢死んでしまった事故は、我が子が大して違わない年齢だけに、本当に悲しい。

2016年1月25日月曜日

絶妙の積雪

毎日天気の話ばかりなのだけれど…
昨日のように晴れていい天気だぞーと書くと、翌日あたりに雨や雪が降ることがよくある。どうも冬将軍方面に「なめやがって」と思われているのではないかと思う。

夜中から降り出し、朝には5cmくらいになっていた。我が家は海に近いので、市内でも山のほうはもっと積もっているだろう。

雨雲をみると、なるほど西からじゃなく北西から雪雲がやってきている。これでは丹後半島が遮ってはくれないので、小浜にも雪が降るわけだ。さらにこういうときは小浜から滋賀県湖東を経て名古屋方面にまで雪雲が伸びることがよくある。つまり関ヶ原あたりで新幹線の運行に支障がでるわけだ。

それでも昼過ぎには晴れ間も出て、気温も少し上がって、道はすっかり雪がなくなった。たぶんFFあるいは四駆車であれば、今日くらいの雪だったらノーマルタイヤでも市内であれば走れたのではないかなあ、そう思うと、この冬はスタッドレスが必須になった日はまだないことになる。うーん、すごいことだ。
でもこの様子だと上根来にはまた20cmか30cmは積もっているのではないかと思う。これが絶妙なのだ、
降りすぎるとそもそも雪室まで行けなくなるし、除雪や集雪しようにも、市街地に積雪があるとペイローダーなんかがそちら優先になってレンタルできなくなるのだが、今年は市内には雪がなくて上根来にだけあって、それも雪室は作れるけれど行けなくはならないという、非常にありがたい積雪パターンになっている。

今日から4月以降の飛行機予約ができるようになった。さっそく4月1日の沖縄行きを予約したが、夕方の時点でもう前半分の窓側席などは埋まっている。まあ春休みの週末だからなあ。

2016年1月24日日曜日

キンキンの晴天

近年にない、というか歴史的?な寒波が襲来ということで、朝からぎーんと冷え込んでいる。最低気温は氷点下だったようで、日中の最高気温も2度か3度くらいだったらしい。

…のだが、天気のほうはきりりと晴れている。写真はココスにブランチに行った昼前のものだが、雲が多く風も冷たいものの雪を降らせような雲はぜんぜんない。

本当かよと思って、帰宅後浜に出てみると、風は肌を刺すように冷たく、波も高いが、雲はずいぶん少なくなって、すこーんといい天気である。

久須夜が岳はまだらに雪化粧して、浜には波浪の段差も少し作られている。風が冷たいが日差しは暖かい。風がなければのんびり日向ぼっこを楽しみたいような晴天だ。
手元のスマホでYahoo天気予報を見ると、小浜は「暴風雪」。おいおいと思って1時間天気に切り替えると、ずらっとお日様マーク。なんやねんこの天気予報。
しかし今夜からはさすがに崩れるらしい。まあもう少し降ってくれると雪室の仕上げにはありがたいのだが。

2016年1月23日土曜日

腰も砕ける雪室作り

ようやく雪が来たので、雪室の集雪作業。眠い目をこすりつつ、テリオス君で上根来へ。

雪の畜産団地跡。積雪は40~50cmくらいかな。例年に比べれば各段に少ないが、贅沢は言うまい。

2台のペイローダーとバックホウでどんどん雪を集めて、貯蔵庫の周りに積んでいく。

半日ほどでどーんと雪山出現。機械のすごさを思い知った。

そんな中、私も区長さんや市役所のD・F両名と一緒にスコップでちまちまと天端の均し作業。「こんな所まで雪を盛るつもりかよ」と思っていたブルーシート天端近くまで到達。あとはこの上にモミガラを積んでブルーシートで覆うだけだ。
しかし何時間もスコップ仕事で腰はもうガタガタである。
息が弾み肺が熱くなるような感覚、自分の体から湯気が出ている光景、中学や高校で部活をやっていたころは特に珍しいものでもなかったことだけれど、この年になってまた経験するとは。

4時、ひとまず終了。あとは親杭横矢板方式の丸太土留め、いや雪留めの杭をワイヤーで建物の柱に結びつけて(つまりタイロッドだな)、さらに横矢板、じゃなかった丸太を積み上げて雪を入れていく。それは来週の予定。
ともかく今日の作業は終わり。へろへろになりながら帰宅し、何はともあれ風呂と湯上がりのビール。

さらに村リンさん・智楽さんからいただいた大分麦焼酎を飲みながら夕食。肉体労働の後の酒とメシは格別だ…なのだが、腰がもうガタガタだ。フェイタスを貼って寝ることにしよう。
…明日が怖いよう。

2016年1月22日金曜日

ようやくうっすらと

全国的には寒波も一段落といったところなのだろうか。
小浜はこういう時に降るのである。寒波真っ盛りにはむしろいい天気で、寒波が弱まると降ってくるのである。

我が家の裏庭がこの冬で初めて白くなった。といってもうっすら、2~3cm程度だけれど、この冬初めてのことなのだ。いつもなら12月中に1回、暖冬の年でも1月中旬までには必ず1回はこの程度にはなっているのだが、今年はやっぱり異常だ。
でも、これで雪室がちゃんとできれば、日常生活は雪に悩まされることなく、雪室が滞りなく実施できるという、まあ非常にラッキーな年になるなあと、どこまでも都合良く考えている。^o^

2月28日の「カキまつり」のチラシができあがった。毎年異なる地区のまちづくり委員会の人たちと一緒に何かやっているが、これは本当に楽しい。ずっと続いていくきっかけになれば。

2016年1月21日木曜日

雪キター!

今日も寒い。しかし相変わらず雪も雨も降らない。あ、雨は時々降るか。庭の草の部分にはみぞれのような雪っぽいものが点々とあるので、どうやら明け方あたりに少し降ったような気配だが、ほとんど融けてしまっている。

市内もこんな感じ。空は重たいけれど、雪なんてぜんぜんない。
ところが「上根来は積もっているぞ」との情報がKさんから入ったので半信半疑で市役所の面々と行ってみた。
上根来どころか遠敷あたりですでに道ばたに雪があり、下根来まで行くとしっかり雪があって、ギヤを4WDに切り替える。このためにテリオスキッドを買ったようなものだから、張り切って運転。

上根来に到着。なんてことだ30cmくらいも積もっているじゃないか。恐るべし上根来。

委託で除雪がされている共同墓地から先はもう車はいけない。テリオスキッドだったら行けるかもしれないなあと思ったが、この先はガードレールも何もないし、やめることにした。

コンベックスでしっかり測ったらピッタリ30cm。恐るべし上根来。
結果、「市内には雪がなく、上根来だけ雪がある」状態、つまりペイローダーなどがレンタルしやすい理想的な積雪状態になった。明日の午後から除雪、そして土曜日は集雪作業をすることになった。
マジでやばいと思っていた雪室プロジェクト、これでちょっと安心だ。

2016年1月20日水曜日

口頭試験ご苦労さまでした

今日も荒れ模様の天気のようで、名古屋やら京都までも雪模様だが、小浜市内は積雪ゼロが続いている。さすがに昨日のようにのんきに晴れてはおらず、風が強く気温も低いが、降っているのは雪ではなく雨である。昨夜少しだけ積もった雪もすぐに消えた。

午後には晴れ間ものぞいた。でも寒くて風も強い。日中の気温は5度くらいしかなかったようだ。

夜10時前にちらりと裏を除くとまたもうっすらと雪化粧。本当にうっすら。

そして11時過ぎにはもう雨で大半が溶けていた。これで上根来だけ積雪があると言うことなしなのだが。

今日で口頭試験が終わったようだ。11月末から足掛け2ヶ月近く。受験生の皆さん、本当にご苦労さまでした。
毎年そうなのだが、この口頭試験シーズンには、200人近い人達と直接面談で模擬面接を行う。
小論文の「技術士にふさわしい工夫点」を「自分だからこそできた工夫」として整理していくと、受験生の経歴とリンクするようになり、それはすなわち受験生の技術者としてのアイデンティティーの話になっていく。
その人が積み重ねてきた技術者人生、それはきっと様々なことがあっただろう。夢や希望に心躍らせたり、挫折や不安と戦ったり、「とにかくここまで歩いてきた」とでも言うしかないような、人それぞれにいろいろなことがあったと思う。
模擬面接とその後のアドバイスの時間の中で、そういったことの断片にちょっと触れることが何度かあった。時にはその人の思いが溢れだすこともあった。それは自分自身のアイデンティティーを認識する場面でもあったと思う。
そんな経験、人間一人の人生をすごく身近に、その熱が伝わるくらいに身近に感じられることってめったにないと思う。それを毎年何度となくさせてもらえる自分は幸せだなあと改めて思う。
口頭試験を終えた後に多くのメールをいただく。3月の合格発表の後はもっと多く、もっと熱くなる。そういうメールをいただくたびに、むしろ私がお礼を言わなければならないのですよ、と思う。
こういうことがあるから、「人と人とのつながり」はやめられないのですよ。これのない人生なんて、つまらないにも程があると思うもの。

2016年1月19日火曜日

今日も晴れていた

なんか、あちこちで雪が猛威を振るっているようだ。福井県内でもバスがひっくり返ったり大変な様子。

そんな中、小浜は申し訳ないほど穏やかな晴天。風は冷たいが大した風速でもなく、日差しが暖かいので、会議のため市役所に行くのに自転車をこいでのんびりと。向こうの山(久須夜が岳、標高612m)にも雪はぜーんぜんない。

午後6時、テレビを見ると、愛媛県や高知県でも雪が降っているらしい。外に出てみると雲が薄く広がりつつあったが、雲の向こうに月が透けて見えた。

今日は風が西から吹付けている。こういう時は雪雲が丹後半島で遮られ、若狭湾にぽっかり晴れゾーンが広がる。
だいたい真冬はこういう気圧配置が多く、これがやや崩れてくると風が北寄りになり、若狭にも雪が降る。
こういう時は雪雲がそのまま北近畿低地帯を南下し、京都や大阪、名古屋にも雪が降ったりする。関ヶ原あたりで新幹線に運行支障が出るパターンですね。

さすがに夜10時を過ぎて、前庭にはらうっすらと雪が積もっていた。それでも大半は溶けちゃったようだ。空を見上げると、かんと晴れた空に星がまたたき、月がくっきりと見えた。
明日はさすがに少しは積もるかな。なにせ雪室プロジェクトがピンチなので、今度ばかりは降ってくれという気持ちのほうが強い。