イキオイというのは恐ろしいもので、本が脱稿したイキオイでセミナーテキストも一気に作ってしまった。まあこれまでのテキストや本の原稿、今回の原稿などを寄せ集めて編集したので早かったのだが。
おかげで今日は一気に楽になり、レッツノートではなくバイオを持って福井へ行けるようになった。
今日は木材利用研究会である。マニュアル編纂がずいぶん進んでから、ほとんど原稿作成に寄与していなかった人間がのこのこと出席するのは気が引けるのだが、どうかお許しを。
とりあえず今日は「原稿書き」は休んで、APEC-semi出願講座の添削をして、合間に本でも読んで行こうという気楽な旅だ。
自転車で駅まで行き、相変わらずガラガラ(なのに3両編成?)の電車で向い合せ席に足を投げ出してリラックスして出発。
いい天気なのだが、どうも遠くがかすんでいる。今朝は放射冷却だったから、陽射しで雪がいっせいに湯気を上げているのだろうか。まさかまだ黄砂ではないだろうし。
そういえば北京の大気汚染は気になるところだ。このままいくと「黄砂に見えるけど実は硫酸エアロゾル」が飛んできて、また名古屋あたりで光化学スモッグというパターンが再来するかもしれない。(数年前、「なぜいまどき光化学スモッグ?」と話題になったものだ)
敦賀を過ぎ、北陸トンネルを越えると、さすがの雪景色。
途中、セミナーテキストに使った経歴票フォーマットが要修正であることに気づいて駅のホームでばたばたと修正して受講生にメールしたり、福井手前で急遽NPO関係の打ち合わせが入ったり、結局「のんびり読書」タイムは取れないままに福井駅に到着。
すぐに県民活動センターで打合せ、終了後駅に戻って立ち食いソバをかきこんで木材利用研究会へ。時間もないし歩道に雪もあって危ないしということで、結局レンタサイクルではなくタクシーで移動した。
1時半から5時半までみっちりマニュアル編集会議。改めて福井県の土木技術はUmさんが支えていることを痛感した。みつこごっこをしていたUmさんは別のUmさんなのだ。
会議終了後、迎えに来てくれていたよっしーに乗せてもらって再び県民活動センターのあるビルへ。NPOのMさんとおちあって、食事をしつつファンドレイジングについてあれこれ話す。
これからのNPOのあり方などについて、酔った頭ながらおおいに元気が出た。
小浜に帰れるリミットの電車で福井発。しかし夜8時半に県庁所在地の駅のホームの光景として、これってどうよ。
敦賀駅で小浜線の最終電車に乗り換え。発車時刻30分前だが、1両だけの電車がホームにちょこんと止まっていた。
最初は木材利用研究会の会議だけのために出発したのだが、電車が進むほどに次々と用ができて、密度の濃い1日になったことは、やはり喜ばしいのだと思う。
小浜に向かう車中で、11年前にPTA会長をしたときに委員長をしてくれたIさんとばったり。小浜駅までずっと四方山話をしながら帰った。やはりいい1日だったのだと思う。