2012年8月31日金曜日

暑き日の吉報

朝7時前のバスで大阪へ。セミナーではなくNPOの用事である。
大阪に着き、相手の方と話を始めたとたんに電話。
息子が千葉県内の市の公務員採用試験に合格したという知らせであった。第1希望のところだったので、他に合格したところは辞退して、その市に行くことになるようだ。
彼なりにいろいろ考え、判断し、勉強しての合格、われわれ親は何もしなかった。家から遠く離れていて何もできないしね。それでもやはりやれやれとほっとする。

協議を終え、せっかく大阪に来たんだからと日本橋電気街へ。^^;
いつも感じるけれど、韓国や中国から様々な製品が入ってくるようになったので、アイデアあふれるサプライが安く抱負に売られるようになったなあと思う。特にスマホ用のいろんなグッズというかガジェットは本当に面白い。
今日は何も買わなかったが、けっこう楽しく歩いて、なんばからバスで小浜に戻ってきた。
しかし大阪の暑さは小浜と質が違う。アスファルトのニオイがぷんぷんするんだもの。
とにかく地面が一番熱いのね

2012年8月30日木曜日

そよかぜの読書という夢

寝る前のほんの少しの間の時間だけれど、ベッドで読書している。「読書」というほど大層なものではないかな。読むのは雑誌だったり文庫だったり。
そしてほぼ確実に「読み終わって寝る」のではなく、「いつの間にか寝ている」「眠くて眠くてとてもこれ以上読んでいられなくなって寝る」のどちらかで終わっている。

気持ちのいい風が通り抜けていく木陰で、デッキチェアに寝転んで、時間の経過を気にせずに心ゆくまで本を読むこと。

目下の夢であるが、なかなか実現しない。
で、わが寝室が東と北向きに窓があって、夏でも夜はそこそこ涼しい風が通りぬけていくことを幸いに、デッキチェアの代わりにベッドで我慢して、せめて寝るまでのひとときを読書で過ごしている次第である。

そうそう、最近はGalaxyTabとともにReaderもいつもバッグに入れていて、添削に飽きたりしたときにちょこっとReaderで文庫を読んでいる。添削をがんばると少し時間に余裕ができるので、「よし、これなら1時間くらい読書しても大丈夫だろう」と思ってReaderを取り出すときはけっこうハッピーである。…なんてことを書くのも悲しくなるほど時間に余裕がないのだけどね。^^;

2012年8月29日水曜日

この一足が道となり

午後からNPOデー。
両親と女房と4人で「丸亀製麺」で昼食をとって帰宅した後、昨日の草刈りの続き、庭の散水用ホースの修理を片付けて市役所へ。

遅まきながら小浜市にも災害ボランティア連絡会設立の運びとなった。
日本海側でしかも西日本、フォッサマグナから来る津波は能登半島でかなり減衰される小浜にとって、地震や津波のリスクは小さい。
しかし市内を貫流する2つの河川のうち一級河川が50年、二級河川が30年確率での整備にとどまり、さらに近年の出水パターンの変化を考えると、災害(水害や土砂災害)は他人事ではない。
素因的にも琵琶湖周辺の基盤岩は全体に弾性波速度が遅く、さらに沈降地形でもあるためか風化帯が厚い。だから深層崩壊が起きやすい。そのうえ近年の森林荒廃・土壌流出だ。
自分のところには起こらないと考える理由などどこにもなく、むしろ他所よりもリスクが高いと考えるべき合理的理由があるのだ。

夜は「やさしさいっぱい!まちなか夢通り」の打ち合わせ。今年で何回目だ?
商店街の「やりたいこと」、社協の「やりたいこと」、いろんなボランティア団体などが「やりたいこと」、そして自分の持ちネタややりたいこと、そういったものが少しずつだけれど着実に増えていっていると実感する。
焦らずじっくりとしかし着実に、このまちに根付かせていきたいことがいっぱいある。

危機感を持っていることでの一歩前進、ずっとやってきたことの着実な前進の認識、どちらも希望の一歩だと思う。

2012年8月28日火曜日

ちょっと悶々と

昨日の労働が体をギシギシいわせている。まったく悲しいことだ。
夕方帰宅後に裏庭の除草。今日は「刈る刈るボーイ」という電動式の草刈り機を使用。我が家にはエンジン式が3台(2台は義父の形見)と電動式が1台、さらに充電式が1台の合計5台の草刈り機がある。田んぼも畑も持っていない住宅地の真ん中に住んでいるくせになってこったい。
しかし会社でも家でもPCの前にかじりついて時間を過ごしがちで、田んぼや畑といった「やらなきゃならない外仕事」がないため、下手をするとほとんど外に出ない生活をしてしまいかねないので、昨日・今日と外で動けたのは気持ちがよかった。

夜は教育関連の会議。最近思うのだが、この世界って公務員とボランティア(PTAとか民生委員なども含む)ばかりで動かしているせいか、目の前の問題に視野も行動も限定されがちになって、他の業界のように10年先、20年先はどうなっているか・どうあるべきかを考えている人が少ないんだよね。
さらに困ったことには「学校」なんて全員が「通ってきた道」なもんだから、誰でも一言二言何か言えてしまう。自分というたった一人の経験を一般化して「あるべき」論を話す人の多いこと多いこと。
個性も何もなく画一的な教育を詰め込んでいたころ、しかし日本は元気だったし、そういう教育で育った我々は、まあとりあえずそんなにダメダメには育たなかった。…多分。
個性を大事にし、「赤の他人にそこまで」と第三者である我々が思うほど身も心もすり減らしながらも子どもたちに向き合おうとする先生たちに見守られ、詰め込みではなく考え発想することを大事にした教育を受けて育つ子どもたちは我々よりはるかに幸せなはずなのだけれど、どうもそうじゃないようだ。
なんだかいろいろと消化不良の時間だった。いや、私が一人でそうなってるだけで、会議そのものはいい会議だったと思うんだけどね。

帰宅後、例によって「風呂添削」をやっていたら、網戸の向こうから入ってくる夜風が寒く感じた。もう秋なのだ。上半期もあと少し、学校も二学期、技術士試験も二次試験は体験論文作成段階に入り一次試験はあと1ヶ月ちょっと、NPO活動もいよいよ本格化だ。

2012年8月27日月曜日

ありあわせだけれど

道の駅裏手の畑にあった自噴井戸にポンプを付けた。親戚宅にあった古いポンプだが、感動すべきことにまだしっかりと生きていた。

井戸に吸管(VP20塩ビ管) をつっこむ。斜めになっていて、ひしゃげているせいか、ソケット部分は引っかかって入らない。深さ2m弱まで入れた。

水路をまたいでポンプまで吸管を引き込み、そこから写真奥のほうへ吐出。

ポンプは家庭用ポンプで揚水量20リットル/min。自噴量が50リットル/minだから、4割だけを吸うことになる。そのため自噴は継続し30リットル/min相当分が自然排水されている。余裕たっぷりなのだ。

試験揚水なので仮配管して水道用蛇口から水路へ排水。たっぷりの冷たくいい水だ。
嬉しくなってきたのでさとるとあこちゃんを呼んで、これをどう使おうかを相談。さらに勢いがついてさとるの家でバーベキュー。^o^;
なんというか、新しいおもちゃを手に入れた的な楽しさがあるね。
でも炎天下の現場作業は堪えるトシなのです。^^;

2012年8月26日日曜日

大きな玉の下で

サポネットふくい(新しい公共関連で福井県から受託しているNPO活動基盤整備事業)のセミナーで敦賀へ。
例によって小浜駅から電車で敦賀まで。そこでレンタサイクルを借りて会場まで。
会場は商工会議所なのだが、その向かいにどでーんと近代的なビルがそそり立っている。

これぞ「アクアトム」。日本原子力研究開発機構(もんじゅやってるとこですね)の体験型科学館で、高さ30mの展望台(真ん中の丸いのね)をもつ。
ところが行革調査会にいろいろと言われて、(http://www.jaea.go.jp/09/aquatom/)今は大部分がクローズ中である。

今は1階の展示室しか入ることができない。展示といっても実におざなりなもの。ほぼクローズといっていいだろう。

なんだかわからんが「科学体験館ですよ」っぽいものがそそり立つ。なんか動いてたんだろうなあ。

ということで、今はほぼ無人のこのアクアトムなのだが、1階だけはオープンしているので入ることができる。誰もいないけれど冷房は効いているので、誰一人いないロビーで添削をした。
建物の向こうのほうで何か話し声がする。きっと事務室なのだろう。大部分が閉鎖されつつも1階だけは入れる、しかし誰も来ない施設の管理というのはどんな仕事なんだろう。楽でいいなあ…と思いつつ、静かで広くて涼しい環境で時を過ごし、トイレに行ってから外へ出た。
おかげさまで添削が進みました。^o^

2012年8月25日土曜日

あたり前田

今日も今日とてまちづくりの会議。今日は旭座、福井県に唯一残された芝居小屋である。
この文化遺産を残すか残さないか、そういう議論が、長い時間感覚もビジョンもなく一時的な感情のもつれみたいなもので扱われてしまっている、悲しむべき状況に今はある。
まあ旭座に限らず、この社会ではもっともっと大きいことまで「感情のこだわり」や「気分」で決められてしまうことがままあって、「人間ってもっと賢いと思っていた」的な失望感に襲われることが少なくない。

そういうニンゲン世界の下らぬ感情的な諍いに「おーい、何やってんだよぉ^o^」と言わんばかりにゆったりと日が沈む。喜怒哀楽など関係なく淡々と悠久の営みが続く。そういう光景を時々見ることは本当に必要なんだなあと思う。

なーんて高尚な話はここまで。会議のあと、一昨日言ったばかりの「昭和」に行った。まちなかに最近オープンした居酒屋(かな?)で昭和がテーマなのだ。このあたりストライクですねえ。

猥雑感あふれる感じが、騒がしくも元気な時代を感じさせる。
まちづくりでいつも関わるおばかな面々。
彼らがいてこそ私も小浜にいるように思う。
今日の〆は、なつかしのクラッカー。^o^
そうそう、この店にはホッピーがあるのです。名古屋の山ちゃんでも新宿の思い出横丁でもそうなんだけど、なぜかホッピーを飲むと思いっきり酔っぱらってしまって、コーヒーを飲もうが風呂に入ろうが、ふたたび仕事に復帰することなくコテッと寝てしまう。何か入っているに違いない。

2012年8月24日金曜日

言いだしっぺの責任

写真が1枚もないのだけれど(そんな余裕はなかったのだけれど)、久々に「終わった後も熱が冷めない」会議ができた。
新しい公共モデル事業のうち上根来プロジェクトの「推進協議会」を開いた。委託元の行政、委託先のNPO、発注者と受注者、甲と乙、それだけに終わらず、行政とNPOは連携し(というか、力を合わせて一緒にやり)、それに地域のいろんな人たちが深く絡む、それが新しい公共の求めるあり方なのだが、今日の会議は「義理ややっかいでとにかく付き合った」人がいない会議だった。話す人、静かな人、いろいろいるけれど、一人一人のパッションがはっきり伝わってきた。
ガキじゃない、しっかりと人生を歩んでいる、歩んできた、その多くはこんな言い方が失礼にあたる私よりも先輩である方々、そういう方々に20人以上も集まってもらったうえで思いを語ったからには後には引けまい。
NPOを10年やってき、いまだに五里霧中な面のほうが多い体たらくなのだけれど、それでもひとつだけ確信を持って学んだことがある。
NPOにとって一番やっちゃいけないことは、「言いだしっぺのくせにケツをまくる」ことだ。それは世の中に対する裏切りに他ならない。カネじゃなく思い出つながっているのだから、一所懸命やらないと罰が当たる。
この熱を、それに浮かれることなく、実現性を何よりも大事にして、先に続くものにしていきたい。本当にそういう思いが体の中から湧き上がってくるのを感じつつ帰宅した。
焦らず、しかし着実に。誠意を大事に。

2012年8月23日木曜日

いい店見つけた話

第四木曜日は木曜会。今回はGreenCafeという最近オープンしたばかりの喫茶店を借り切って開催。

町家の民家を使ったカフェは冷房もなくて暑いのだけれど気持ちよく、何よりグリーンカレーが美味くて今度はランチに来るぞ!と思わせる味でした。
我々には「贔屓にする」しかできないのだけれど、こういういい雰囲気のおしゃれな店がまちなかにいっぱいできたらいいなあと思う。極私的にはノマドワークができれば最高!というところなのだけれど。
いい気持になって帰ろうかなと思ったところ、Oさんがもう一軒行こうじゃないかと言い出して、はまかぜ通りにある「昭和」に突入。
なんと!小浜でホッピーが飲める店であった。
わあわあと夢膨らむ楽しい時間を過ごしてへろへろと帰宅。
小浜ってけっこう元気なのかもしれない。

2012年8月22日水曜日

ふわふわ風の上根来

午前中、市役所職員に上根来案内。今年(できたら今後も)一緒に考え行動していく大事な「仲間」だ(と私は勝手に思っている)。

まずは畜産団地跡。こういう風景で自然の音しかしなくて気持ちのいい風が吹きとおっていくところです。へへへ、いいでしょう。

続いて、ゲストハウス的にお借りすることができるようになったMさん宅へ。囲炉裏、板張り、黒光りする柱や桟。いろんな人をゲストで招いて酒を飲み魚をあぶって語り合いたい。

上根来集落。人の往来がなく車も通らない止まった風景。でも木々の梢は緩やかに揺れて、さわさわという音がして鳥の鳴き声がしてふわふわと風が通る。へへへ、いいでしょう。

上根来小学校跡の体育館。かなり朽ち果てようとしつつあるのがもったいないのだが、NPOや市民団体ではどうすることもできずに見守っている。雨漏り用のバケツが見える。

体育館の黒板に来訪者のメッセージがあった。静かに朽ちていく校舎を見守っているようだ。
代えがたいいろんな「資源」がある上根来だが、またいろんな「制約」もあって、夢と現実の両立が本当に課題だなあと思いつつ下界に降りる。7kmほど走ると携帯電話の圏内に入った。
下界に降りてからはMさん宅のカギを返しに行ったり、午後から出社し昨日に続き内部監査をこなしたりしてそれなりにバタバタと過ごしたものの、本当は上根来の気持ちのいい風の中でスイカでも食ってふんわりふわふわと過ごしたかった。まあそれができないから余計に魅力を感じるんだろうけどね。

2012年8月21日火曜日

ナゾのわんど

久々に(本当に数年ぶりに)ISO9001の内部監査というものをやった。サーベイランスや更新審査を受けることはあっても、内部監査の監査員はずっとやっていなかったのだ。
「なつかしいな、この感覚」と思いながら監査を楽しんだ。ISO9001って多くの人には「書類を作ってハンコを押すもの」なのかもしれないが、何を狙いに、どんな位置づけでその帳票類を作って使っているか、その効果判定はしているか、PDCAサイクルを回して品質改善をしているか、そしてその品質改善が企業のパワーアップにつながっているか、という視点で見ると、また面白いものですよ。
「あんなものいらない」という人はそこが理解できていない、あるいは理解できなかった人なのではないかなと。

監査終了後、会社の人が見てほしいものがあると言うので近くの川へ。

中洲のこちら側と向こう側で川の色が違う。
それに向こう側は淀んでいる。わんどなのだが。

アップすると、何か藻のようなものが浮かんでいる。

もっとアップすると(写ってないが)何かアブクらしきものが。
ガスが出ているようにも、何かが泳いでいるようにも見える。
いやーん、こんなの大好きーと声に出さずに心で思った。^^;
単なるわんどだとこんな色になかなかならなくて、藻が生えてもっと濃い色になることが多いと思うので、この色はナゾである。単なる濁りとも思えないし。
そのうち河原の草をかき分けて見に行ってやろう。こういうナゾが身近にあるとワクワクするね。

帰宅して添削などしつつ夕食を食べたあと、「ずん」と疲れがやってきて1時間ほどソファで寝てしまった。うーむ、知恵熱か?

2012年8月20日月曜日

サイクリングブギ

まだまだ暑いけれど日中の最高気温でも33度、ずいぶんと過ごしやすくなった。38度だった日のことを思えば、もう…

夜は「食のまつり」の会議。すいぶん涼しくなったので自転車で市役所へ。

7時前でもまだまだ明るい。夕方の散歩が魅力的になってくる季節だ。ちょうど体験論文添削を始めたから、海岸に行って海風に吹かれながら添削しようかな。
会議終了後は居酒屋でわいわいと。今日はなんだかけっこう議論になった。ぜんぜん年代が違う人たちとわあわあやるのもまた楽しというやつだ。
熱くなったり、クールになったり、思いのたけをぶつけたり、何とか理解しようとしたり、そういうことが遠慮なくできて、また次の日に気持ち良く挨拶できて、そういう中に居られることを感謝したいなあと思う。…みなさんご存じのように人間のつくりがオメデタイもので、フツーにそう思って喜んで、その「奥」なんぞ考えないのですよ。^o^;

2012年8月19日日曜日

まだまだ夏ではあるけれど

義父の百か日を終えた。あの当然の知らせから100日たったのだなあと思うと感慨深い。
こういう法事は「詳しい人」というのは滅多にいるものではなく、たいていは身内を送る中で初めて知ることが多い。
我が家もご多聞に漏れず、今回も仏壇の配置で迷いに迷い、恥を忍んでお坊さんにお経をいただく前に教えてもらった。

まあこんな写真撮ったからといって「次から任しとけ!」と言えるわけでもないんだけどね。
宗派はもちろん、地域によっていろいろと違うようだし。

法事終了後、道の駅に出向いて昨日の後片付けと、ついでにソーラークッキングを少し。
お客さんの一人に「光のエネルギーを熱エネルギーに変えてるのか。すごい!こりゃあすごい!」と大変に感心されてしまって困ってしまった。^o^;

暑かったけれどそれでも35度越えはなかった。夜もずいぶん涼しくなって、昼間の熱がぼわーんと残ることもなくなった。
お盆も終わり、娘も明日大学に戻る。夏が終わろうとしているなあと思うと、大人になった(どころか中年すら過ぎようとしている)今でもちょっとさびしさを感じる。

2012年8月18日土曜日

そうめんの流れのように

道の駅へ「流しそうめん」をやりに行った。森林組合のOさんが竹を切ってきて流しそうめんセットを作ってくれた。長さ7mの1本ものである。なかなかに壮観。

私は工作係で竹の器と箸を作って、さらに流しそうめんの後は竹トンボ(こればっか^^;)とソーラークッキング(こればっか^^;)と紙薪作り(これは今回初めて^^)
とにかく暑くて、汗だらだらのよれよれのくたくたになった。
終了後あらかた片付けたらすぐに帰宅し、シャワーをあびてプリン体オフビールを飲んで昼寝だあ~と思ったのだが、ビールを二口ほど飲んですぐ寝てしまったようで、折からの雷雨も関係ないとばかりにくかーっと寝てしまっていた。
添削や面談などの事務処理もしないといけないのだが、今日ばかりはお許しを…

2012年8月17日金曜日

ねごりの子守歌

去年から上根来プロジェクトのことを時々書いているのだが、「上根来」があれば「下根来」もある。
遠敷の谷を遡っていくと、国道からだいたい7km、遠敷の市街地からここまでには竜前、忠野、白石などの集落を経て下根来集落に着く。ここから上根来まではさらに7kmほどある。

下根来には鉄筋コンクリート造の下根来小学校があった。平成20年度を最後に廃校になった小学校だが、校庭は草刈が行き届き、芝生広場みたいになっている。校舎は地区のコミュニティセンター等として今も使われているようだ。
最後の在校生は6人ほどだったろうか。この下根来集落と少し下流の白石集落の子どもが通っていたと記憶する。

校庭の片隅に「ねごりの子守歌」の碑がある。台座のところには「下根来小学校(明治7年~平成20年)」とある。明治7年といったら1874年。廃校が2008年だから、134年の歴史を刻んだことになる。
子守歌の歌詞だけでなく五線譜でメロディーも書いてある。さらにギターコードまで書いてあるのは、この学校で音楽を通した地域教育を実践されたO先生の手によるものだろう。こういう地域の歌がきちんと残されていくのは素晴らしいことだ。
O先生のホームページで歌が聞けます。こちら

2012年8月16日木曜日

Just Do It

以前から気になっていた旭座の看板を作った。まあ正直なところじれったくなってしまって、「それならオレ作るわ」となったのだ。

若狭坊の書いてくれた文章をそのまま使い、自分の工作能力の中でできるものを作った。ただ単にホームセンターに行って材料を買ってきて切ってつなげてビス止めをするだけだもの。とにかく一人でも多くの人に知ってもらいたいという思いがあるのなら汗をかけばいいだけなのだもの。難しく考えずにやってしまおうよ。失敗したら謝ればいいだけじゃないか。本当に、これからも一緒にがんばろうよ。そういう思いを込めました。わかってくれると嬉しいなあ。

いったん帰宅して、上根来プロジェクトで地元の方に借家(というのか?)のお願いに。勝手なお願いなのに快く引き受けていただき、これまた本当にありがたい。イキオイというか思いだけで走ってしまう奴らに任せてみてくれる懐の深さは範とせねばならない。…と自分に言い聞かせた里山の夕方ひぐらしが鳴いていました、なのだ。
で、そのままよせばいいのに食事に行って、結局真夜中まで飲んで語ってふらふらと帰宅したおじさん51歳なのでありました。^o^;

2012年8月15日水曜日

らせん

今日までお盆。妹家族も帰り、仏様を送って、我が家もまた静かになった。
午後、少し時間ができたので、先日到着したピコ水力発電機「ピコピカ」の試作に挑戦。

まずは塩ビ(VP75)を取り出す。

周りに螺旋羽根を少しずつビスで取り付けていく。
塩ビにビスを揉み込むので殿堂ドライバが必須だ。

ようやく螺旋羽根部分が完成。
ここまででけっこう疲れた。^^;
これが発電機。定格6Vで2.5Wほど。

塩ビに発電機を取り付けた。

本体の中に収めた。右側はベアリングで固定されている。

発電機部分にカバーを取り付け、本体にアクリルカバーをつける。

発電機付近。この下から水が右のほうへ入っていき螺旋が回る。
螺旋羽根をつけるのが大変面倒だが、そのあとはシンプルな作業。念のため発電機からの出力コード部分をシリコンコートしておいた。なお、このコードにつなげられるLED電灯も付属していた。
一度バラすとまた組み立てるのが大変そうなので、このままでボランティアセンターに置いておき、どこかで1回か2回試運転してみようと思っている。

ようやく完成してほっとしたら、なんだか工作癖というかイキオイがついてしまったので、前からの懸案だった旭座の看板も作ってしまえとばかりに作業開始。途中にお盆のいろんな諸事が入ったので、完成は夜の10時過ぎになってしまった。明日にでも現場に行って取り付けてこよう。

試験支援事業では、今日から3つのことが同時に始まっている。
1つ目はマンツーマン講座の体験論文添削講座。初日ですでに10人。うーむ、今年もいっぱいいっぱいになりそうだなあ。
2つ目はAPEC-semiの体験論文面談講座。実面談とskype面談がある。初日にさっそくskypeの申し込みがあった。
3つ目はRCCMの添削講座。去年はセミナーをやってみたのだが、やはり論文試験は一人一人添削するのが一番効果的だと思ったので、経験論文(問題1)と管理論文(問題3)の答案添削講座を今年から始めてみることにしたのだ。これも初日からさっそく申し込みがあった。

あれやこれやで明日からさっそくバタバタで時間との戦いになりそうだ。
かくして短い平穏な時は終わった。^o^;

2012年8月14日火曜日

幸いにも川は平穏

昨日の夕方から降り出した雨は、時々わーっと強く振りながらも今日の午前中まで降ったりやんだり。
こうなると気になるのは河川の増水で、区の防災副委員長みたいな役割でもあるので、スマホで河川水位情報をチラチラ見つつ過ごした。

これは一級河川北川の高塚観測所のテレメータ水位。
水防団待機水位(高水観測開始)5.20m→氾濫注意水位(避難準備発令)6.80m→避難判断水位(避難勧告発令)7.00mとあるのだが、今回は幸いにも5.0mまでで高水敷までも水位上昇しなかった。

午後から2人の妹が子どもを連れて帰省。夜は焼き肉だの寿司だのなんだので腹いっぱいであった。
昨夜遅くまでがんばったので、RCCM試験を応援するページの更新もひととおり終わった安心感から、今日はなーんにもしなかった。
二次試験合格法口頭試験編の再校ゲラを見なきゃならないし、体験論文面談ツアーの計画を立てなきゃいけないし、一次試験サイトの更新もしなきゃいけないんだけど…

2012年8月13日月曜日

帰命無量寿如来

お盆に入った。
我が家の周辺では、海岸線が西に向いているものだから、浜にご先祖様を「お迎え」に行く。私がいつも気晴らしに行く浜だ。
夕方、雨が降りそうな気配になったので私と女房の2人だけで急いで浜に行った。

雲が垂れ込め、波が騒いで荒れ模様の予感である。風が強い中をなんとかお線香に火をつけて急いで帰宅したら、数分後に土砂降りになった。
仏壇に線香を供え、両親と私と女房の4人で手早く正信偈をあげた。浄土真宗は短いのが「売り」だ。^^;
娘は友達と食事に出た。息子は就活でまだ帰省しない。女房の妹一家も帰り、久々に女房と2人で静かな食事となった。

静かに過ぎていくお盆であるが、それでも「二次試験合格法口頭試験編」の再校ゲラが届き、「RCCM受験を応援するページ」の更新もして、合間の時間に「新しい公共」モデル事業やコミュニケーション麻雀事業の連絡をしたりしていたから、やっぱりそれなりに動いているものなんだなあ。

2012年8月12日日曜日

独立と尊厳

オリンピックも最終日になった。バタバタしていてあまり熱心に観戦していたわけではないが、女子バレーボールの銅メダル、ボクシング・村田選手の金メダル、男子レスリング・米満選手の金メダルは細部で観戦して感動した。
でも深く考えさせられたのは、男子サッカーでの韓国選手の領土問題パフォーマンスに関するIOCの対応だった。竹島問題がどうこういう話はともかく、オリンピックの場での政治的活動に対する徹底した対応は、独立と尊厳を保つことに関する信念があるんだろうなと感じ入った。
国際社会では軍事力や経済力といった力関係があるわけだが、それがすべてを決めてしまう社会、つまり力の論理が支配してしまう社会になってしまうと、それはもう野獣のような世界になってしまいかねない。理性ある生物としての人間の尊厳、精神世界というものを侵すべからざるものとして主張し、また尊重し、守ろうとする態度は西欧文化に特に強いと感じる。たとえそれが特定の宗教の影響が多分にあると想像できるとしても、やはり尊敬に値すると思うし、それをもって文化成熟度の高さの尺度とすることにも異論はない。もちろんそれが異教徒・異民族に対する差別という負の側面が表面化しなければの話だが。

ビジネス社会でも市民社会でも同じではないかな。
資金力とかシェアとか地位とかいろんな「力」が社会にはあって、その力を持っている人間はそうでない人間に対して支配的にふるまう傾向が大なり小なりある。時には横暴にふるまいさえする。
そういう社会の中で、一人の人間として、たとえば技術社会の中では一人の技術者として、独立と尊厳を保ちつつ生きていくのはなかなかに大変だ。
閉鎖度の高い社会(それは往々にして、地域的に、あるいは分野的に、ムラ社会と言われる)は、力を持った人間が専横的にふるまいがちで、時には自分の権限の外にまで平気で支配的にふるまおうとする。仕事上の労使関係を人間全部を支配していると勘違いしているような経営者とか、地域の人間をみんな自分の子分みたいに思っている「地域の名士」みたいなのとか、そんなのっているでしょう。

そんな中で個人の独立と尊厳、たとえば一人の市民としての独立と尊厳であったり、一人の技術者としての独立と尊厳であったり、そういったものを主張できる社会、そういうことを主張したときに、カネとか地位とか慣習とかいった力で抑圧してしまわない社会が文化度の高さになるんだろうなと思う。
そういう社会であって、なおかつ日本らしい共生の文化が融合した社会、そういうものが少しでもできたらいいなあと思う。

…などとムズカシイことを考えつつGoogleリーダーを見ていたら、今日がペルセウス座流星群のピークだということだった。
ちょうど女房の妹とその子ども(姪)が来ていたので、女房と娘を加えて5人で流れ星を見に行こうと車を走らせて、灯りの少ないところでしばらく空を眺めていた。
しにくの薄曇でよほど明るい流れ星でないと見られないコンディションだったが、それでも1等星以上の明るいのが1つ見られて、日ごろ星などほとんど見えない都会で暮らしている姪は満足していたようだった。
ブレブレですが、エンゼルライン料金所からの小浜の夜景。
手前は海、背後と左右は山で、本当にこじんまりとしている。

2012年8月11日土曜日

花火なんて久々です

今日からお盆休みということで、女房の妹一家が帰省するのに合わせて、女房の実家の片付けとお墓参り。
義父が逝き、義母が施設に入っているので無住となっている家は、うっすらとカビが生え始めていた。やはり空気が動かないといけないのだなあと痛感。
義妹一家と合流し、全員汗びっしょりで片付けと墓参りを済ませ、久々の地鶏庵で夕食。

ふと見ると「沖縄特別メニュー」なるものがある。迷わず久米仙と島らっきょうをオーダー。いやあ、相変わらずうまい。^o^

帰宅後、近くの浜まで歩いて行って花火(写真で見るとよくわからんね)、そのあと少し星空を眺め、夜風の中を気持ちよく帰宅。夜中までオリンピック観戦をして、平和な1日を過ごした。

2012年8月10日金曜日

スマホ新調

買っちゃいました。新スマホ&WiFiルーター。

スマホはソニーのXperiaSX。LTE(Xi)対応のコンパクトスマホだ。
私はなんでも小さめのものが好きなので、最近のスマホ大画面化は「うーむ」なのであった。そういう中に画面サイズ4インチ弱のSXは「おっ」と思っており、LTE対応・おサイフケータイ対応で、さらに本体も薄いので、予約が始まったらすぐにゲットしようと思っていたのである。
WiFiルーターはこれもコンパクトサイズのL-04D。LTE対応で、たぶんファーウェイの製品である。
今日は娘も一緒にスマホに変更した。娘の選んだ機種もXperiaSX。父娘でおそろいである。^o^;


夜は旭座の見学会と意見交換(飲み会)。飲みつつあれこれと話すのは楽しいものだ。

飲み会の最中にSXの設定やアプリダウンロード。私の場合SPモードメールは全く使わないうえに写真もクラウド上にアップしており、さらに電話帳も全部Gmailアカウントで管理しているので、旧機種からの転送は一切不要なのがありがたい。

酔って帰宅するも、新ルーターに合わせてレッツノートやバイオをセットアップ。こういう時間もまた楽しいものだ。

2012年8月9日木曜日

化石の後は焼き肉!

毎年恒例の夏休み化石教室。朝7時に小浜を出発して坂井市の「エンゼルランドふくい」へ。
中新世中期の地層を対象に、午前中は植物化石、午後は貝化石を採取。作業中はもう夢中で動いているので、写真撮影などまったくなし。

午後3時過ぎ、「エンゼルランドふくい」にて採ってきた化石の整理。そのあと鑑定。鑑定はずっと私の役目だ。
参加者はきっと化石の専門家だと思っているかもしれないが、専攻は鉱物学であったりする。笑。
実際のところ、きちんとクリーニングせず、それも保存状態の悪い化石(印象化石も普通にある)を対象に鑑定するのは至難の業だから、かなり間違ってもいるのではないかと思う。それでもこの体験が化学への興味の入り口になってくれる子どもが何年かに一人でも出てくれれば…という思いだけでやっている。
かなりヘトヘトになって小浜に帰着。腹も減ったし水分もなくなったし…ということで、焼き肉へ一直線。

写真は散々食べたあと、最後に海鮮焼きを頼んだあたり。いやあ、夏は焼き肉だねえ。
いっぱい汗をかいて、たくさんの子どもたちとわいわいやって、肉をたっぷり食って、気持ちのよい一日でした。

2012年8月8日水曜日

怪しの井戸

知床から帰った翌日ではあるが、心配された時差ボケもなく(笑)、一日平穏に仕事をしていた。
夕方、会社に転がっていた塩ビ端材を持って道の駅へ。
裏手の畑(というか自然に帰りつつある荒れ地に近い^^;)に自噴井があって、けっこうな水量が水路に流れ出ているのだ。

このとおり、じゃぶじゃぶと流れている。ざっと測ってみると47L/min程度。蛇口2本分強程度ではあるが、おそらく深さ30m程度の帯水層から取っている、十分飲用にもできるいい水のはずだ。

見るとずいぶん古い鉄管から溢れ出ている。鉄管は造成工事中にバケットを当ててしまったのか、ひしゃげて傾いている。

そこでこの鉄管に塩ビを無理やり差し込んでみた。その塩ビがこんなに傾くほど鉄管が曲がってしまっているのだ。とりあえず1.8mばかり立ち上げてみた。

鉄管がひしゃげているのでうまく遮水できないが、ビニールテープをやけくそにグルグル巻きにしてなんとか水を止めた。さあ、自噴水頭はどのあたりにあるだろう。
この水頭次第ではあるが、せっかくの自噴井、何かに使いたいと思う。
流しそうめんに使うような竹の水路で引っ張って、木のタライや舟に張って、トマトやきゅうりを浮かべて冷やし、その横で足を舟に突っ込んで涼みながらトマトをしゃぶしゃぶ食ってみたいなあ。