いろんなことの年末処理が重なり、またAPEC-semiの出願書類作成講座が早くもピーク気味で、SUKIYAKI塾のコーディネートが遅れていて申し訳ない限りだ。
毎年、APEC-semiとSUKIYAKI塾で200人近い受験生と1年間付き合う。
提出された経歴票や筆記答案、体験論文を添削するわけだが、この添削記録をどうやって作るかは長年の課題で試行錯誤の繰り返しだ。
当初はWordでコメントを書き、メールに添付していた。添削での指摘内容は、よくあるパターンというのがあるから、テンプレート集みたいなWord文書を作っておき、これからそのつどコピペして加筆修正して作ると効率的だった。
そのうち添付という作業が面倒になってきた。メールのサイズも大きくなるので、1年分のやりとりを全部保存するとたいした量になってしまうのも気になるところだ。
そこで2009年度(APEC-semi開始1年目)は、3月に購入したポメラを使ってコメント入力を始めた。ウェストポーチに楽々入るコンパクトボディを開くと打ちやすいキーボードが出てきて、起動も2秒。ずっと「テキスト入力さえできればいいモバイル機器」を追い求めていた私にはまさにピッタリだった。
欠点は、一度に開けるファイルが1つだけでテンプレートからのコピペができない点。しかたないのでテンプレートを開いて加筆修正する形でコメントを作り、これをリネーム保存していた。そしてUSB経由でPCに送り、メール本文に貼り付けて送るようにした。
でもこの方法だと過去のコメント履歴が読めないので、結局PCも開いて参照しながら入力したりして、それなりの不便さはあった。またポメラ自身はネットにつなげないので、クラウドを使っている今はもう活躍の機会はなくなっている。
2010年度はLooxUが活躍。ポメラほど打ちやすくはないが、タッチタイピングはできるし、レッツノートより小さいので大きめのウェストポーチなら入る。なんといっても無線LANつきWindowsマシンなのでポメラの欠点は全部カバーできる。
同時にGメールを使い始めたので、メモ帳でコメント入力して、これをGメール本文に貼り付けて送信。
そしてその記録や送られてきた経歴票や答案・論文、これまでのコメント履歴(Gメール本文)は、全部Docuworksに「印刷」してバインドし、クラウド(Zumodrive)にまとめて置くというパターンになった。
これでレッツノートとLooxUでファイルを共有してどちらでも同じ仕事ができるようになった。
自宅やホテル、電車の中ではもっぱらレッツノート、ちょっとした外出とか飛行機の中、隙間時間などはウェストポーチからLooxUを取り出して、Docuworksにしてバインドした提出物や既存コメントを見ながら、メモ帳でコメントを入力というスタイルだ。
そして2010年度後半はEvernoteを導入。HTML形式でのテキスト入力ができるので、アウトライン化したコメントを入力し、これをGメールにコピペしてHTML形式メールとして送信という、さらに効率的なスタイルになった。
喫茶店や電車でひょいとLooxUを開き、隙間時間に1人分だけ、といったようなコメント入力をしていたものだ。
そして2011年度、すでにAPEC-semi出願講座の添削はどんどん進んでいるのだが、DocuworksではなくEvernoteに全部放り込むようになっている。
受講生から送られてきたメールに添付されているExcelやWordといったファイルをそのままEvernoteに「送る」として放り込み、メール本文もコピペすれば受信内容がそのまま記録できる。そしてコメントはEvernote上でHTMLテキストとしてテンプレートをベースに作成し、書けたらGメール本文にコピペして送信。
Evernote上ではこれらのノートを、マージ機能を使ってどんどんバインドしていけば、受講生人1人1冊つのノートに全部記録が残っていくというわけである。
こうなるとデータは送られてきたメールと送ったコメントだけになり、作業の過程でGメールとEvernoteに両方とも蓄積されていくことになる。いずれもデータはクラウド上にあるのでPCのストレージを消費しない。(グーグルやエバーノートがサービスをやめたら悪夢になってしまうが、両方が同時にサービスをやめない限り大丈夫だから、リスク保有してもいいだろう)
Evernoteにデータを置いているということはスマホでも閲覧できるということなので、こちらで書類を見ながらPCでコメント入力もできるわけだが、さすがにスマホの4インチちょっとの画面では50歳老眼には辛い。^o^;
やっぱ7インチタブレットだなあ。はやくいいのが出ないかなあ。